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日本歴史紀行

紀行道中 2 - 2 蓬莱橋(ほうらいばし) 2



蓬莱橋(ほうらいばし)

静岡県島田市宝来町


江戸から多くの旧幕臣が移って来たことで、勝 海舟は彼らの身の振り方を考え、不毛の台地として、ほぼ手付かずの金谷原(後の牧之原台地)を茶葉の栽培に活かせないかと、新番組の中條金之助景昭に持ちかけました。

中條金之助景昭は、【一命に誓って開拓します。】と快諾し、精鋭組を率いていた時の統率力を発揮して不毛の台地とされた金谷原の開拓と茶葉の栽培に心血を注ぎます。


今井信郎 像

その開拓団の中には、かつて京都見廻組の一人で、坂本龍馬 殺害に関与した今井信郎の姿もありました。

今井信郎は、龍馬殺害の後、明治新政府との戦いに加わって戊辰戦争最後の箱館戦争に敗れて降伏し、収監後に保釈され、多くの旧幕臣がそうした様に最後の将軍 徳川慶喜、新藩主の徳川家達がいる静岡にやって来ました。

中條金之助景昭は今井の身を案じ、金谷原の台地でも人目に付きにくい まるで要害の様な阪本の地に今井を住まわせます。


今井が居を構えた阪本は、三方が崖となり、攻め難い谷底の様な地形で、後年 実際に今井を殺しにやって来た賊も攻めあぐねて諦めました。

3に続きます。






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