めだかの学校 歌碑
神奈川県横須賀市小川町
童謡〜めだかの学校 作詞 茶木滋
めだかの学校は 川のなか そっとのぞいて みてごらん
そっとのぞいて みてごらん みんなでおゆうぎ しているよ
めだかの学校の めだかたち だれが生徒か 先生か
だれが生徒か 先生か みんなでげんきに あそんでる
めだかの学校は うれしそう 水にながれて つーぃつい
水にながれて つーぃつい みんながそろって つーぃつい
社会に出て製薬会社の薬剤師となりましたが、童謡や童話に興味を持っていたため、よく作品を児童雑誌に投稿していました。
1950年 昭和25年10月、茶木はNHKから春の陽気の様な明かるい歌の作詞を依頼されました。
茶木は戦後間もない昭和21年の春のある日、かつて暮らした小田原での出来事を思い出します。
幼い息子と買い出しへ出かけた際、小田原市郊外の荻窪用水周辺を歩いていたところ、息子がめだかを見つけて声を上げると、茶木も覗き込みますが、姿を見失います。
茶木は
〜大きな声を出すから、めだかは居なくなったよ。〜と息子に言うと。
息子は
〜待ってれば、また来るよ。
ここは めだかの学校だもの…〜
という言葉に茶木はヒントを獲て、一晩で歌詞を書き上げました。
茶木が歌詞で苦心したのは、❴つーぃつい❵の表現と、❴そっとのぞいてみてごらん❵の二度繰り返しでした。
苦心の末に完成した〜めだかの学校〜は、1951年 昭和26年3月、NHK幼児の時間〜歌のおけいこ〜で発表され、徐々に全国に広まり、レコード発売もされました。