鞍馬寺 源義経供養塔(東光坊跡)2
京都市左京区鞍馬本町 鞍馬寺
鞍馬寺の東光坊は、別当(現在で言う監督の意味)を務めた東光坊阿闍梨〜蓮忍の僧坊でした。
蓮忍はかつて、義経らの父、源義朝と親交があり、このことが縁となります。
平治の乱で平清盛に敗れた源義朝は敗走の果てに頼った郎党の鎌田正清の舅にあたる長田忠致の手にかかり、無念の死を遂げます。
その遺児、牛若丸(後の源義経)は、まだ乳飲み子で、母、常盤は縁者の住む南都(大和、現在の奈良県)へ逃れる道中で伏見で囚われます。
常盤の美貌と必死の助命嘆願もあり、平清盛に気まぐれの様な意思で母子共に助けられました。
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