幸福の鐘(かふふ来の鐘)
山梨県甲府市 甲府駅煉瓦ひろば
幸福の鐘(かふふ来の鐘)とネーミングされた鐘が甲府駅の身延線ホームである1番ホームに設置されています。
この吊り鐘は、甲府駅が国鉄時代の上りホーム鉄橋に吊り下げられていたもので、設置時期不明ですが、昭和初期には既に設置されていました。
戦後、甲府駅構内で火災が発生した際に鐘を連打して利用客を避難させ、大事には至らなかったというエピソードがあります。
1984年 昭和59年 国鉄廃止からJR となって民間企業への移管する前年に甲府駅の鉄橋の撤去に伴い、行き場の無くした吊り鐘は とりあえず駅事務所に移されました。
その後、2006年 6月11日、甲府駅開設103年のこの日、身延線ホームである1番ホームを~かふふ駅煉瓦ひろば~という愛称でリニューアルし、駅事務所に長年保管されていた吊り鐘が、昔、火災の危機から利用客避難にひと役買ったこともある記念として、 かつて甲府の旧ひらがな名である~かふふ~を(こうふ)~幸福の鐘として甦らせ、陽の目を見ることとなりました。
かふふ駅煉瓦ひろば
身延線往復の静岡~甲府間を約2時間半弱で結ぶ特急ふじかわ号