青草俳句会

草深昌子主宰の指導する句会でアミュー厚木での句会を主な活動としています。

毎日俳句大賞2018作品集

2019年03月17日 | トピックス

『毎日俳句大賞2018作品集』に掲載されました『青草』の関連記事を抜粋してお知らせいたします。

 

*171結社による「平成のいのちの俳句」から

『青草』主宰草深昌子

 狂ふかもしれぬ手を挙げ踊るなり   草深昌子

 靖国を奉じて遺族息白し       松尾まつを

 いい風と妻の声する網戸かな     栗田白雲

 夏座敷三点倒立してをりぬ      間 早蛙

 雛あられ墓前に盛りて帰りけり     中澤翔風

 萍を杖つく老父見つめをり      鈴木一父

 抱卵の鴨は動かず草いきれ       狗飼乾恵

 鴨一羽群より離れ空に鳴く      伊藤 波

 病癒ゆるごとく日脚伸びにけり    森田ちとせ

 ののののとこごみは芽吹く太古から  泉 いづ

 

*『わたしの選ぶ「いのちのはいく」』

 朝顔や仕事はかどる古机   大峯あきら

 清新なる朝顔に、命は蘇ります。人は古机をいよいよ慈しみ、一心に書き続けます。机は艶めきを発します。

  朝顔も人も机も、森羅万象の命を見せて、今ここに生きて一つなのです。(草深昌子)

 

*有馬朗人選 佳作

 ベンゲルの海浮き立ちし白夜かな  森川三花

 

*予選通過作品

  終点のバス停留所立葵         間 早蛙

  自署を手に灯火親しむ傘寿かな   松尾まつを

  川筋のがらりと変はる秋出水     間 早蛙

                      以上


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