Ξb(6100)⁻ baryon の対称性
Ξb(スピン3/2)のグループには、Ξb(6100)⁻ baryon も含まれているが、 Ξb(5945)⁰ Ξb(5955)⁻ とは少し性質が異なっている。
同じスピン3/2であっても、 Ξb(5945)⁰ Ξb(5955)⁻ のパリティはプラス、Ξb(6100)⁻ のパリティは、マイナスになる。
素粒子の内部状態の波動関数の符号が空間反転によって変わる物理量(パリティ)が、マイナスであると言う事は、Ξb(6100)⁻ のヒッグスエリアを空間反転すれば、波動関数の符号が変わる事を意味している。
これは、ヒッグスエリアを空間反転すると、別の構成要素を持ったヒッグスエリアに変化することを示唆している。
Ξb(5945)⁰ Ξb(5955)⁻ のパリティは、プラス なので、ヒッグスエリアの構成は変化しないが、Ξb(6100)⁻ の場合には、パリティは、マイナスなのでヒッグスエリアは別の構成に変化している。