ボトムグザイは三つのクォークで構成されたボトムバリオン粒子に分類されている。
ボトムグザイ Ξ⁰b
usb 5792±3 1⁄2* 1⁄2* +* 0 −1 0 −1 1.42×10⁻¹²
ボトムグザイまたはカスケードB Ξ⁻b
dsb 5792.9±3.0 1⁄2* 1⁄2* +* −1 −1 0 −1 1.42×10⁻¹²
ボトムグザイは、ボトムクォークを含むバリオンなので崩壊過程が一段階追加されていると考えられる。また、重いボトムクォークを含んでいるので、質量は、 P又はN+ボトムクォーク+その他 になると考えられる。(標準理論による解釈)
ボトムグザイ(Ξ⁰b )(Ξ⁻b) がボトムクォークを含んでいると考える理由には、その質量にも一因がある。
ボトムクォークの質量
4.19+0.18
−0.06 GeV/c2 (MSスキーム)
4.67+0.18
−0.06 GeV/c2 (1Sスキーム)
以下のボトムグザイ粒子は観測も検出もされていない。
ダブルボトムグザイ[† 1] Ξ0bb ubb 1⁄2* 1⁄2* +* 0 0 0 −2
ダブルボトムグザイ[† 1] Ξ−bb dbb 1⁄2* 1⁄2* +* −1 0 0 −2
チャームボトムグザイ[† 1] Ξ+cb ucb 1⁄2* 1⁄2* + +1 0 +1 −1
チャームボトムグザイ[† 1] Ξ0cb dcb 1⁄2* 1⁄2* +* 0 0 +1 −1
†印の粒子は観測も検出もされていない。
これらのボトムグザイ粒子が観測も検出もされていない理由としては、やはり、その質量に一因があると考えられる。クォークモデルに於けるボトムグザイ粒子の質量解析は、 P又はN+ボトムクォーク+その他 になるので、その質量に相当する共鳴状態がなければ、その粒子の存在が確認できないと解釈される。
固有ホログラフィック形態では、ウプシロン中間子の共鳴状態に、1⃣₇₀、①₈₀、①₉₀、①₁₀₀、①₁₁₀、①₁₂₀、・・ となる励起状態があると考えた。
固有ホログラフィック形態は、メソンとバリオンで少し異なった性質がある。
バリオンの場合にも共鳴状態に、1⃣₇₀、①₈₀、①₉₀、・・が存在しているが、新たに、ホログラフィックエリアの凝縮が現れる。
👆写真は、ホログラフィックエリアの基本形ですが、バリオンの場合には、この基本形が凝縮して励起状態になる性質が新たに現れる。
👇写真はその凝縮を表している。(赤の線が入ることで、ホログラフィックエリアの基本形が三倍や二倍になっている)
ボトムグザイ(Ξ⁰ usb 5792)、 ボトムグザイ (Ξ⁻ dsb 5793) の固有ホログラフィック形態には👇エリア凝縮を含んだ新しい形態をしている。これは、今までのS形態やC形態、B形態とは異なる新たな形態になつている。