百歩譲って、この儘制裁と説得を続けた結果北朝鮮が諦めたとしよう。暫くは安閑としていられても軈ては同様の企図を持つものが現れて来よう。自前で開発するかもしれない。又大国から拡散するかもしれない。知識やノウハウや兵器自体の輸出に依ってである。その結果嘗てのキューバ危機のような事も十分起こり得る。ISなどの手に渡ったらと想像するだに肌に粟が生じる。矢張り安らかに眠る爲には邪魔になるちょんまげ（核兵器）を切り捨ててしまうに如くはない。一旦なくしてしまえば昨今の技術を以てすれば早期に開発の気配を察知し芽を摘んでしまう事も出来よう。この段階なら被害も小さくて済もうが幾つも手にしてしまった段階では手の打ちようもなかろう。ついでに軍縮も進めて何万㎞も飛ぶような兵器はさっさと放擲するが良かろう。ドメスティックに考えても、万一我が国もISのようなものに浸潤された場合には否でも応でも応戦したり制圧したり逮捕したりといった事が必要になろう。そうした際の武器は小さい程被害も小さくて済むのは当然で、核対核では制圧が先か周囲を含めた両者の全滅が先か知れたものではなかろう。（続く）