原子力の事等④ー１７日の続きー

北朝鮮の他にも胡乱な領袖に率いられた国や組織は、幾らも在る。数少ない大国の中にさえふたつもあるではないか！それどころか今迄吾人が頼りにして来た米国ですら次の大統領はなんだか心許無い。こんな状態では、いつ誰が核のボタンを押してしまうか知れたものではない。「核戦争で人類滅亡」とか「００７」の「スペクターが原爆を強奪して英国を脅迫」などという絵空事が現実味を帯びて来つつある。現に北朝鮮の御蔭で我が国等も大枚叩いてあちこちで放射線量を測って歩くと云う馬鹿気た事をさせられたりしている。だが今回は無事であったが、もし大量に検出されても事後に何ができよう。せいぜい屋内にとじこもったり薬を飲んだりする位しか手はあるまい。ISなどは教えの為なら殺戮も殉じる事も、恐れるどころか賞賛、美化している。核兵器に依る人類滅亡に対しても同様の姿勢であろう。北朝鮮の言動はそれを通じての自然の警告、天の声と云って良かろう。これを無視し続けバベルの塔やノアの方舟の教訓にも思いを致す事無く、吾人はどこへ赴こうとしているのであろうか？（続く）

沖縄の基地

今の知事のやり方には無理がある。このまま推し進めて行けば、遂には実力行使に到る。国対県では、真田父子でも呼ばぬ事には県が勝てる訳は無い。しかも最初に戦うのは、現場の作業員と現地の住民であろう。甚だ無意味で不毛な話である。
私なら二つの事を並行させる。まず辺野古への移設を受け容れる。取敢えず普天間の危険を除去する為である。そして来るべき時には自衛隊が使う事にする。同時に米軍に出て行って貰うべく活動する。行く先はグアム辺りが良かろう。地勢的にも相応しくグアム自体が来て貰いたがっているらしい。もし他国から攻められたらまず自衛隊に頑張って戴く。暫く持ち堪える事さえできれば、その間にグアムなどから援軍が駆けつけてくれよう。安保条約に基づいてにとどまらず米国自身に取っても我が国の被侵略は不都合な筈である。
私の策には二つの利点がある。まず近頃は米国も軍事面のわが国の一層の貢献を期待する傾向にあるようである。それに答えることができる。もうひとつは、こちらが要諦なのであるが、沖縄の期待に応える事ができる。彼らは言う「今までは沖縄だけが負い続けてきた重荷をこれからは共に背負って行ってくれ」。自衛隊には全国の人がいる。又災害のとき等に明らかに成っているように自衛隊は全国民と共に在ると言って良かろうから。（私は自衛隊とは何の関係も無いが、法的な事はさて置き斯様な事は否応無く認めざるを得まい。）

原子力の事等③ー１６日の続きー

私がこのように述べると知人が云った。
「そんな悠長な事を云っちゃいられないだろう」私は問うた。「じゃあ今のやりかたで説得し続けて行けば、半年もしたら応じてくれるのか？５年程は必要か？それとも１０年もしたら云う事を聞いてくれるというのか？」
「－－－」
どのみち長い道のりなら先行き明るい方を取ったら良かろう。折角北朝鮮が与えてくれたきっかけ、有効に利用するに如くはあるまい。（続く）

原子力の事等②ー１４日の続きー

それならばミサイルなど　射たざるべきである。斯様に北朝鮮の言動には間違いが多い。
併し核兵器に就いては彼らに一理がある。国連、米国を含めた吾人がしているのは、不公平なルールの押し付けに他ならない。いわく「大国は持って良いが小国は駄目」「先発組は良いが後発の国は駄目」。だから彼らは自身をノビタとし、米国はジャイアンだというのである。尤も彼等自身本気でそう思っている訳ではあるまいが、それを口実として使う権利を与えてしまっているのは、他ならぬジャイアンなのである。こんな不公平なルールを、唯々諾々として肯うものは、北朝鮮に限らず世界中どこを探してもいる筈が無い。ジャイアンとその取り巻きたる吾人を除いては、である。いやしくも他人を従わせようと思ったら、まずその従うべきルールを公平でシンプルなものにする事など言わずもがなであろう。勿論ただでさえしたたかな北朝鮮が、そんな事でおいそれと従ったりはしまい。併しどんな些細な事であれ、他人を説得するのは困難を極める。だからこそ話し合いの土俵につく前にその土俵を清め、平らに均す事等当然であろう。改めて定めるべきルールは「なんぴとと雖も核兵器を持たない」これに尽きよう。(続く)　

人も月も

太陽が在ればこその存在。太陽の御蔭で、月は輝き人は元気に成れる。
久し振りに予報が良かったので、自転車で山の方へ行って来た。予報と異なり空は厚い雲に覆われていたが、雨には遭わず、満喫して来た。併し朝には出ようか止そうか随分迷った。矢張り青空が広がっていない事には、気勢が上がらないのである。