政府機関の重要情報、小学校の成績表を含む児童の個人情報、郵便局のローン顧客情報、NTTのお客様情報、テレビ局の番組出演者や視聴者情報、空港の暗証番号、警察の捜査情報、刑務所の内部情報、海上自衛隊の秘密書類のデータなどが「ウィニー」というソフトによって流出している・・・という事で、社会的な問題になっています。
それで昨日、政府は国民に対し結論として、
「最も確実な対策は、パソコンでウィニーを使わない事だ」と述べたという事です。
「Winny」というソフトを開発した大学教授も既に逮捕されています。
しかし・・・???
これですと「Winny だけが悪い」・・・という事で片付けてられてしまいそうです。
私は「Winny」を使った事がありませんし、「2チャンネル」にも近づかないようにしていますから、詳しい事情は分かりませんが・・・
Winny そのものには違法性はないそうです。
ですから、Winny による情報交換にも違法性はないと思います。
ただ、このソフトを「悪用する人たち」がいる訳です。
また「セキュリティに対して無頓着な人たちが多くいる」という事も感じました。
特に今年に入ってから、Antinny(アンティニーというワーム型ウィルス)が、Winny ユーザのパソコンに感染して、情報漏洩の問題を引き起こしているという事ですが、Winny 以外にも「ファイル交換ソフト」というのはある筈なのです。
マイクロソフト社も昨日、「Winny」を利用してパソコンに保存されている情報を流出させる「暴露ウイルス」への対策を強化すると発表しました。
・
私は以前「ドスとメスの話」というのを聞いた事があります。
「ドス」も「メス」もどちらも「人間の身体を切る刃物」です。
しかし、同じ「刃物」ではあっても危険な人物が使えば人を殺す道具となり、医者が手術で使えば死にそうな病人を生かす道具にもなる訳です。
(この話は確か東工大の教授の著書に出ていたのではないかと思います)
昨日の政府の発表をテレビで見ている時に、この話を思い出してしまいました。
本当に「Winny」が悪いのでしょうか?
本当に「Winny」開発者が悪いのでしょうか?
ソフトを開発するような人物というのは、相当頭の良い優秀な人材だと思います。
ソフトを使わないようにしたり、そういう人材を逮捕するというのは、
「刃物は危険だから誰にも使わせるな」
「刃物は危険だから捨ててしまえ」
「危険な刃物を作る職人は危険な人物だ」
というのと同じように感じるのです。
例えば、Winny 開発者に対して「Winny を悪用させない為の新しいソフト」を開発させてみては如何でしょうか?
昨日のニュースを見て、直ぐに感じた事ですが・・・
問題なのは「仕事用のパソコン」と「遊び用のパソコン」を分けていない事が原因の一つではないかと・・・
実際過去のニュースを調べてみますと、会社内や職場のパソコンで「Winny」を使っていた事。
会社の仕事を家に持ち帰って、プライベートなパソコンで仕事をした事。
こういう事から情報が流出しているようです。
また、社会的に重要な立場にある人たちのセキュリティーに対する無頓着な感覚も感じました。
ソフトによっては2000円ほどで買えるセキュリティ・ソフトもあるようです。
私の友人の話では、友人が使っていたセキュリティ・ソフトではウィルスに感染しても駆除出来なかったそうです。
やはり優秀なセキュリティ・ソフトを使い、最新データの更新には敏感になって、こまめにダウンロードをしないとダメだと思います。
「Winny」だけでなく、日本人の「危機管理の意識」についても考えてみる必要があるのではないでしょうか。
政府の発表のように、本当に「Winny」を使わないようにすれば問題は解決するのでしょうか?
Winny 開発者を逮捕すれば、問題は解決するのでしょうか?
もう一度考えて直して頂きたい、と思うのは私だけでしょうか?
・
3月21日追加
このエッセイを書いてから5日経ちますが、その後の経過はニュースによると・・・
「Winny」が違法コピーを助長したとして、著作権法違反のほう助罪に問われた元東大助手(35)の第21回公判が昨日(20日)に京都地裁でありました。
弁護側は、被告が「Winny」の技術を応用して映画などの商品を安全に流通させる新たなファイル交換ソフト「オズテック」を開発したことを明らかにしたそうですが、このソフトはアップロードする側の制限や問題ファイル削除などの管理技術と課金システムを用いるため、情報流出や著作権侵害を防げるという事です。
という訳で・・・
やはり頭脳優秀な人材は刑務所に入れてはいけませんね!
それで昨日、政府は国民に対し結論として、
「最も確実な対策は、パソコンでウィニーを使わない事だ」と述べたという事です。
「Winny」というソフトを開発した大学教授も既に逮捕されています。
しかし・・・???
これですと「Winny だけが悪い」・・・という事で片付けてられてしまいそうです。
私は「Winny」を使った事がありませんし、「2チャンネル」にも近づかないようにしていますから、詳しい事情は分かりませんが・・・
Winny そのものには違法性はないそうです。
ですから、Winny による情報交換にも違法性はないと思います。
ただ、このソフトを「悪用する人たち」がいる訳です。
また「セキュリティに対して無頓着な人たちが多くいる」という事も感じました。
特に今年に入ってから、Antinny(アンティニーというワーム型ウィルス)が、Winny ユーザのパソコンに感染して、情報漏洩の問題を引き起こしているという事ですが、Winny 以外にも「ファイル交換ソフト」というのはある筈なのです。
マイクロソフト社も昨日、「Winny」を利用してパソコンに保存されている情報を流出させる「暴露ウイルス」への対策を強化すると発表しました。
・
私は以前「ドスとメスの話」というのを聞いた事があります。
「ドス」も「メス」もどちらも「人間の身体を切る刃物」です。
しかし、同じ「刃物」ではあっても危険な人物が使えば人を殺す道具となり、医者が手術で使えば死にそうな病人を生かす道具にもなる訳です。
(この話は確か東工大の教授の著書に出ていたのではないかと思います)
昨日の政府の発表をテレビで見ている時に、この話を思い出してしまいました。
本当に「Winny」が悪いのでしょうか?
本当に「Winny」開発者が悪いのでしょうか?
ソフトを開発するような人物というのは、相当頭の良い優秀な人材だと思います。
ソフトを使わないようにしたり、そういう人材を逮捕するというのは、
「刃物は危険だから誰にも使わせるな」
「刃物は危険だから捨ててしまえ」
「危険な刃物を作る職人は危険な人物だ」
というのと同じように感じるのです。
例えば、Winny 開発者に対して「Winny を悪用させない為の新しいソフト」を開発させてみては如何でしょうか?
昨日のニュースを見て、直ぐに感じた事ですが・・・
問題なのは「仕事用のパソコン」と「遊び用のパソコン」を分けていない事が原因の一つではないかと・・・
実際過去のニュースを調べてみますと、会社内や職場のパソコンで「Winny」を使っていた事。
会社の仕事を家に持ち帰って、プライベートなパソコンで仕事をした事。
こういう事から情報が流出しているようです。
また、社会的に重要な立場にある人たちのセキュリティーに対する無頓着な感覚も感じました。
ソフトによっては2000円ほどで買えるセキュリティ・ソフトもあるようです。
私の友人の話では、友人が使っていたセキュリティ・ソフトではウィルスに感染しても駆除出来なかったそうです。
やはり優秀なセキュリティ・ソフトを使い、最新データの更新には敏感になって、こまめにダウンロードをしないとダメだと思います。
「Winny」だけでなく、日本人の「危機管理の意識」についても考えてみる必要があるのではないでしょうか。
政府の発表のように、本当に「Winny」を使わないようにすれば問題は解決するのでしょうか?
Winny 開発者を逮捕すれば、問題は解決するのでしょうか?
もう一度考えて直して頂きたい、と思うのは私だけでしょうか?
・
3月21日追加
このエッセイを書いてから5日経ちますが、その後の経過はニュースによると・・・
「Winny」が違法コピーを助長したとして、著作権法違反のほう助罪に問われた元東大助手(35)の第21回公判が昨日(20日)に京都地裁でありました。
弁護側は、被告が「Winny」の技術を応用して映画などの商品を安全に流通させる新たなファイル交換ソフト「オズテック」を開発したことを明らかにしたそうですが、このソフトはアップロードする側の制限や問題ファイル削除などの管理技術と課金システムを用いるため、情報流出や著作権侵害を防げるという事です。
という訳で・・・
やはり頭脳優秀な人材は刑務所に入れてはいけませんね!
貴重な情報をどうもありがとう。
CubaseやLogicなどの音楽ソフトも交換出来るのですか!
知りませんでしたよ。
これがタダで手に入るとなれば、欲しくてWinny を使いたくなる人もいるのでしょうね。
違法行為とも知らずに、自分の持っているソフトを親しい人だけに貸してしまうような「カジュアル・コピー」的な事は、過去においては経験している人は多いのではないかと思います。
でも、もっと悪質な人たちがいる訳ですから、そういう人たちを早く逮捕して問題を解決して欲しいですね。
Winny 開発者を逮捕するなんて・・・?
実質、「誰でもWinnyを使えば無料で高額ソフトや最新音楽までが何でも簡単に手に入る」という事実があります。自分は作り手側として違法ソフトは抵抗や嫌悪感を感じましたが、もちろんセキュリティ上の危機感も感じて、Winnyは削除してしまいました。最近かなりニュースで取り上げられたりしてますよね。
Winnyが入っていた時、パソコンが重くなったりマイナスの症状がありました。おそらくウイルスやスパイウェア等が勝手にインストールされたり動作しているものかと思います。
結構簡単に使えて本人の気づかない間に情報が漏洩してしまうので、危険と隣り合わせなものであるのは間違いないと思います。
コメントをありがとうございます。
はるさんの言葉で同じような事を思い出しましたよ。
私が年長者に「ネットの楽しさ」をお話しすると、相手の方は「インターネットは危険だぞ~!」と本気で忠告してくれる訳です。
ご忠告はありがたく受け取っていますけれども、私としましては、例えば商店街を歩いていても電車に乗っていても危険な人物が近くにいる可能性はある訳ですし、つまり危険でない所なんて何処にもないのではないかと・・・
ですから何処にいても「危険に対しての心構え」が大切だと思っている訳ですよ。
コメントをありがとうございます。
私は自分の考えを「正しい考え方」と思ってエッセイを書いた事は一度もありません。
でも、世の中には「変だな~」と感じる事があまりにも多いような気がしています。
まったく同意です。