arata-tokyo-jp's blog(Henry Nagata)

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来年で10周年!

2008年04月20日 04時54分12秒 | エッセイ
最近は色々な事情で悶々とした日々が続いていまして サイトの更新も出来ず、ブログやmixiの日記も書けませんでしたが・・・

先日、広告代理店から電話が入って、「ラジオCMの録音があるので、前回とおなじ音楽を使いたい」という内容の話でした。
思わず「感謝、感謝」と手を合わせました。
この音楽は1999年から使われていますから9年目になります。
という事は、私が作曲の仕事を始めてからもう9年が経った事になります。
月日の経つのは早いものです。
その電話がきっかけになって色々と想いをめぐらしている内に、ちょっと面白い事にも気が付きましたので、久しぶりに書いてみます。

私がCMの仕事を始めた頃には、まさか自分の音楽を9年間も使ってもらえるとは全く考えていなかったわけです。
ここ数年前から「10年間使ってもらえれば嬉しいなあ」などと夢のように考えていたのです。
流行歌にしても、2年か3年くらいで消えていくものが多いでしょうし、
テレビCMにしても、いち早く海外の流行のリズムなどを取り入れたものであれば、1年後には消えてしまう事もあるでしょう。
私のように、今まで流行というものを気にせずに創ってきたのが却って幸いしたのかも知れません。
とにかく長く使われるという事は嬉しい事です。

音楽に関わっている人が「コマーシャル」という言葉を使う時には、多少批判的、軽蔑的なニュアンスが含まれる場合があると思います。
しかしCMの中にも素晴らしい音楽もありますし、息の長い作品もあります。
息の長い作品には、それなりの理由があるように思います。
例えば「ヤン坊マー坊天気予報」の「ボクの名前はヤンボー・・・」というCMソングなどは40年以上も使われています。
Wikipediaによりますと、1959年に放送が開始され、作詞 能勢英男、作曲 米山正夫だそうです。
自分の作品が企業イメージとして定着して、これだけ長く親しまれたのなら、商売の事は抜きにして大きな喜びを感じる事でしょう。

いずみたく氏の「伊東にゆくならハ・ト・ヤ」も息の長い作品です。
余談になりますが・・・
確か、いずみたく氏と野坂昭如氏は、三木トリローという有名な作曲家の元にいましたが、三木トリロー氏に内緒で「三木トリローと同じレベルの作品を格安で創ります」・・・というようなふれ込みで仕事をして破門されたと聞いています。
その後、二人の名コンビで多くのCMソングのヒット作品を世に送り、一世を風靡しましたが、いずみたく氏はミュージカルの方面へ・・・、また野坂氏は小説家として成功しました。

三木トリローという人は、1951年、日本で最初のCMソングを手がけた作曲家として知られているようです。
WikipedIaによりますと、作曲を諸井三郎、ヴァイオリンを小野アンナ、ピアノを渡辺シーリーに師事、など と書かれています。
作品としては・・・
船橋ヘルスセンターのCM、「長生きチョンパ」。
ミツワ石鹸、「ワ、ワ、ワ、輪が三つ」 。
松下電器産業、「明るいナショナル」。
三共 ルル、「クシャミ三回ルル三錠」 。
・・・など、今でもはっきりと記憶に残っています。
私がラジオのCMソングで気に入っているものとしては・・・
ジュディーオングが歌っていた「東京スタイル」や「ワールド」・・・などが今思い出せるものです。

話を元に戻しますが・・・
「美酒らんまん」のラジオCMは去年確認しましたが、私のBGMが1曲だけ使われていました。
もう5年ということになります。
レストランチェーン「フライングガーデン」のテレビCM(サウンドロゴ)は3年になります。
長く続くと良いのですが・・・

さて、来年は10周年という事もありますし、新しく仕事を開拓したいと考えています。
今まではのんびりと生きてきましたが、そろそろ気持と生活を切り替える時期が来たようです。
そこで、今までの音楽創りでは一歩も先に進めませんから、現在色々と準備中です。
ネット上にUPしている音源も、「ちょっと問題あり」の音源が多いですから、現在私のサイトの「マイ・ミュージック」のページは工事中という事にして一時的に閉鎖しました。
イメージ・チェンジもしなければなりませんし、「以前と変わったな」と感じてもらえなければ先に進めません。
何とか来年10周年に向けて頑張りたいと思います。
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