日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

雑感

2013-10-16 11:01:01 | 
台風が日本列島を襲い、外の激しい雨音を聞きながら。。。

山形で開催中の2年に一度の映画の祭典(?)「山形国際ドキュメンタリー映画祭」のニュースも流れるなか。。。
この映画祭、大好きだった。山形にUターンした15年くらい前とか・・・この映画祭と、大手町フォーラムが山形にあることが心の支え(?)だった
山形にも、文化的に誇れるものがあるんだよ~!!!みたいな(笑)2年に一度、海外からのお客様がバックパックを背負ってたくさん歩いてる姿をみると、それだけで嬉しくなったものだった。どちらも、立ち上げた人、すごいな~って。昨日のニュースで、故小川監督のもとで、デイリーニュース(毎日映画祭のニュースを発行して会場で配る)作りに関わってきた人が、「次の世代が育ちつつある、守ってほしい」って言ってたのが印象的だった。デイリーニュースのボランティアは、リピート率がすごく高いと聞いたことがある。他の部門は、、、苦戦らしい。

友人から、「冬の犬」という本を借りた。作者は、カナダ生まれの短編の名手として知られる、アリステア・マクラウド(訳:中野恵津子)。作家になる前、きこりや、坑夫、漁師などをして学資を稼ぎ、博士号を取得した人らしい。この本を読むと、今まで読んでた本って、なんだったんだ?!というくらいの驚きがある。(あった)うまくは説明できない。無駄のない言葉の連なりが、温度を伝え、雨の吹き込む部屋の湿度まで感じさせ、家の間取りから、人の息づかい表情(心のうち)まで見せてくれるようだ。特別なストーリーがあるわけではない。」でも、引き込まれてしまう。そして読んだあとの、深い静寂と沈黙。凄い人がいるもんだな!(って、おまえが言うな、って話)こんな出会いが、とても貴重だ。自分のチカラでは、この世界に出会えたとしても、あと十数年あとだったでしょう。この本の話をしてくれた友人に感謝もちろん、この本を本当の意味で味わえるようになるのは、あと何年も待たなければいけないのは自分でもわかっています、がっ

つけたし! 本と本の友情?!