日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

気になったこと。

2015-12-24 11:50:16 | 日々
先日、あるTV番組を見てて気になったこと。
某役者さん(売れてる人)が、子供たちにその場で和太鼓を習って叩く、という場面があった。
あきらかに手本となる子供たちと、某役者さんが叩くのでは音が違っている。
先生に促されて、ひとりの子供が先生役になり繰り返し和太鼓を叩いてみせてたけど、役者さんの音、全然変わらない。
「へえー・・・」って思ったんだよね。
音が違う、ということには気づいていたけど、どうしてそういう結果になるのかわからない様子だった。
意外だった。

違いを「見つけられる」ということは大切な才能だと思うのです。
物事の捉え方、についても、身体の使い方、にしても。

(TAPを教える身としては)「あなたが今やっているのは、こう」「でも、こういうふうにやった方がいいよ。(あるいは、こういう使い方の方が無駄がないよ。)」と見本を示すことができて、結果美しいサウンドをつくり出すことが理想です。生徒さんの真似をする時は、生徒さんの身体と一体になった気持ちでやるよ~んw

(TVの話に戻ると)役者さんの音が変わらないのは意外だった。と感じたのは、活躍している役者さんの多くって、「違いを見つけるセンス」に長けているんじゃないかな、って、勝手にワタシなりのイメージがあったから。ーというのも、いろいろな創作現場があるのだろうけど、演出家に「そこはそうじゃなく演じて」と言われた時に、自分の演じたものと、演出家が欲しいものの違いがどこにあるのか?ということをすぐ理解する必要があると思うから。

自分のカテゴリーを捨てて、他人の要求に応えることができるようになりたい、というのは個人的な願望、目標。

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