投資家の目線

投資家の目線195(全日空のESOP)

 全日空は、損失が出た場合にはその損失を会社が補填する制度をつけた日本版ESOPを導入するようだ(2009/2/26日本経済新聞夕刊)。しかし、値上り益は享受でき損失は補填されるこの方法が一概に不当だとは言えない。
 転換社債は株価が権利行使価格を下回っている場合、株式に転換されず社債のままなので損失にはならないが、その分、他の条件が同じ普通社債より通常は低いクーャ唐ナ発行される。同様に、全日空の従業員が従来に比べて何らかの追加負担をする(あるいは不利益を被る)のならば、このような制度も正当とは言える。しかし、ESOPが経営者側にとって都合のよい安定株主になる可能性があるため、外部株主への配慮は足りているといえるのだろうか?それに比べれば、新株予約権(ストック・オプション)の発行の方がよかったのではないかと思う。
 しかし、このような解釈の難しそうな仕組み、税法上はどう取り扱われるんだ?
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・「徹底抗戦」堀江貴史著集英社を購入して読んだ。結構面白かった。
・元東京中央郵便局の再開発が日本の文化を破壊する「国辱」だそうだ。日本郵政も再開発する上で配慮はしている。鳩山邦夫大臣暴走中。
・小沢一郎民主党代表の第一公設秘書が逮捕された。戦前は野党の選挙違反者が特に摘発されたと聞いたことがある。
宮崎の高裁支部の判事が準強制わいせつ罪で起訴され、起訴事実を認めていると報道された(2009/03/07日本経済新聞)。良いことではないが、この手の事件は中高年のサラリーマンでよく聞く話。
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