これらの事業といい、アベノマスク事業といい、麻生政権が衆議院選に負けて政権交代する直前の数日間に、河村建夫官房長官が官房機密費から領収書不要の「政策推進費」として2.5億円を支出した一件(「官房機密費、一部文書を初開示 9割は「政策推進費」」 2018/3/20 日本経済新聞WEB版)がかわいく見えるほどだ。安倍政権が長くないため、資金を持ち出しているのか?第2次安倍政権の7年間に使われた官房機密費86億円のうち78億円が「政策推進費」に使われ、ほとんど使い切られたことも報じられている(「官房機密費 78億円の闇/安倍政権7年 返納たった37万円」 2020/6/6 しんぶん赤旗)。
特定企業にはカネを回しながら、自由民主党に窮地にある企業を救済する意思は見られない(『自民幹部「もたない会社潰す」発言に透ける安倍政権の本音』2020/4/15 日刊ゲンダイDIGITAL)。1945年8月9日のソ連軍侵攻時、関東軍の高級将校は開拓民を残したまま真っ先に脱出した。日本政府の棄民体質は相変わらずのようだ。「敗北しつつある大日本帝国%坙{敗戦7カ月前の英国王立研究所報告=v(刀水書房 坂井達朗訳)には、武士道について、「忠誠は一方的なものであり、その点では西洋の騎士道にはこれに相当するものは存在しない。忠誠は上級者に対するものであり、同等者もしくは下級者に対するものではない」(p109~p110)と書かれている。上の者には甘く、下の者には冷淡な体質は「武士道」に通じるのだろう。
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