めんどりおばあの庭

エッセイと花好きのおばあさんのたわ言

 老いへの足音

2015-02-25 23:42:54 | 日記
                                  
                    
春の足音が聞こえる。
  その音に混じって老いへの足音も聞こえてくる。  
  春の足音は希望へと向かっている。
  老いへの足音は・・・、何処へ向かっているのか?
  諦め?
  否、希望へと繋いでいこう。
  83歳の親方、今年に入って足腰が急速に衰えてきた
  散歩の途中で、歩行困難に陥ったのだ
  病院で、頭から足まで検査して頂いた。
  だが、歩行困難が起きる原因は分からずじまいだ。
  次は腰痛で起き上がれなくなって3日寝込んだ
  これは、腰の骨が老化で変形したせいだった。
  歩幅が狭くなってきた事は数年前から感じていた。
  足を鍛えようと、散歩に誘っても嫌な顔
  思い起こせば、何処へ行くにも車
  車大好き人間だ。
  昨年、4月~5月に入院手術をした。
  それに、10年に及ぶ前立腺ガンの治療。
  10種類以上の薬を服用。
  これらが絡み合って、足腰の筋肉が衰えてきたのだろうか。
  あくまで、素人考えだか。
  本人も、今更だが、足を鍛える気になった
  大体、家の周りを30分程度の散歩だ。
  先日は、近くの公園まで行ってくると家を出た
  私の足だと往復40分、親方だと、休憩を入れて1時間と予想した。
  だが、いつまで経っても帰ってこない。
  迎えに行こうとも思ったが、色々なルートがあるので、待つ事にした。
  1時間半経って電話が掛かってきた。
  まだ、公園だがこれから帰ると。
  それから、また、時間の掛かる事。
  雨まで降ってきた。
  薄暗くなって、親方、へろへろになって帰ってきた
  よ~く、話を聞いたら、公園近くのD2に入って、店内をウロウロしていたそうだ。
  帰り道の事まで計算に入れていなかったらしい。
  すっかり、足が疲れて、休み休み帰宅したというわけだ。
  幼稚園の子供より、始末が悪い。
  息子が子供の頃、遊びすぎて暗くなってから帰ってきたものだ

  そんなこんなで、親方、介護予防、要支援の申請をして、
  足腰の筋肉を鍛えるリハビリを受けたいと言い出した。
  このままでいくと、車椅子生活になる危機感を持ったようだ。
  妻の私も、腰痛持ち、負担を掛けないようにしなければと言う。
  何という有難いお言葉。
  夫婦で支え合っていきましょうね。  
  積極的にリハビリしょうとする気持ちは賛成だ。
  前向きに、老いと向き合っていかなければならない。 
  最近、老後の事を真剣に話す事が多くなった。

  そして、今のうちに断捨離しましょうとハッパを掛けときました
  物を捨てられない親方に。

  

  
コメント (2)
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