桜咲き、イチロー去りぬ。歳を取るということ・・・

桜の開花が次々と報じられています。

イチローが引退しました。

地域活動で、いろんな人に出会います。

そんなこんなで、歳を取ることを考えてしまいました・・・

　　月やあらぬ春や昔の春ならぬ
　　わが身ひとつはもとの身にして

　　高校時代、古典の教科書にあった一首です。
　　
　　恋愛については別として
　　この歌を思い出したのは歳月を感じたから。

桜は毎年咲いて散ります。

　　どれも同じ花に見えますが、
　　何年・何十年か経って同じ木を見れば
　　幹が太くなり枝は伸びているのが分かります。

イチローの引退会見が報じられています。

　　オリックス時代の、少年のような顔・頭。
　　マリナーズに行った時は大人っぽくなっていましたが
　　チームメイトと比べると青年、あるいはヤング・ボーイ。

　　今では頭はすっかりグレーになり、
　　歳月がイチローの外見を変えたことを実感できます。

地域活動でお年寄りの方と接することがあります。

　　初めて逢った頃と今を比べると、歳月を感じざるを得ません。

オヤヂも５月になれば名実ともに高齢者。

　　統計上は高齢者としてカウントされます。

　　外見はともかく、歳を取ったと感じるのは・・・
　　キー入力が遅くなった、しゃべるスピードが遅くなったこと。

イチローは 45歳とまだまだ若く、20代の頃と比べて外見は歳を取りましたが、
しゃべる言葉は歳を感じさせません。

昨日、今日とある方とお話する機会がありました。

　　後期高齢者に入る方です。

　　発話スピードが遅いのはお互い様ですが、
　　繰り返しが多いのにはいささか疲れます。

　　老いの繰り言というのは失礼ですが、そう感じてしまいました。

歳を取ることは悪いことではありません。
誰もに等しく加わることです。

が、ある程度の歳になると（高齢者になるにつれ）繰り言が多くなるようです。

　　つい数分前に言ったことをまた言ってしまう・・・
　　自分をフィードバックする力が減っていくのでしょうか。

　　オヤヂにも間違いなく表れるでしょう。

　　終活をする気にはなっていませんが、
　　フィードバックできる力をできるだけ長く維持したい。

　　そんなことを思ってしまいました。

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