【荷風の直筆】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/f4/657a5e0318d553fafc36999f6389bd00.jpg)
永井荷風直筆の画像 述文は「日和下駄」序の一部分
・・・というのは冗談
昨日紹介した人文学オープンデータ共同利用センターのサービスで作った
知人が<面白い! 気分は清少納言>と書いていたので 私も作ってみた
私は永井荷風の気分で行ってみた!
【荷風似の知人】
作りながら 20年ほど昔に知り合った知人の事を思い出した この人
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/28/ac75180f6abd65a5182c3716aa8b7ebc.jpg)
・・・これも冗談 写真は永井荷風翁ご本人である
知人は キの言葉が付くくらいの永井荷風ファン
NPOのイベントでは この写真と同じいでたちをすることが多かった
他にフロックコート? 蝶ネクタイ カンカン帽なども揃えて・・・
知人は荷風文学マニアかつコスプレ・マニアであったというわけだ
荷風のオペラ「葛飾情話」も彼から教わったのかもしれない
私の書棚に荷風本が増えたのも 知人の影響である
その知人 今思えば 衣装だけでなく 風貌も荷風に似ていた気もする
今は交友が途絶えてしまったが どうしているだろうか・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/0a/4947d0d7fabab4480a96d642be39dcf7.jpg)
6歳の永井壮吉くん
【荷風の筆名由来】
本名永井宗吉がなぜ筆名を荷風にしたのか?
「荷」の漢字には蓮(れん・はす)という意味があるらしい
ネットで漢和辞典を引いてみると確かにその通りだった
{名詞}はす。水草の名。はちす。
▽茎の上にT型に乗った形で花や葉がつく。
実を蓮(レン)、根を藕(ク゛ウ)といい、ともに食用とす
壮吉少年16歳の時
入院した病院で世話してくれた看護師の名が「お蓮(れん)」さん
少年は彼女に恋をした 恋は叶わなかったが思い出して筆名に使った
蓮になびく風で「荷風」誕生というわけだ 荷風の純情な一面が窺える逸話
【濹東綺譚】
荷風作品を一つだけ教えて と訊かれたらたぶんこれを挙げる
昭和12年4月~6月 東京大阪朝日新聞夕刊に連載した作品
▶青空文庫 リンクはこちら
▶朗読(Youtube) 「シャボン 朗読横丁」というチャネル
上手いと思う朗読は殆ど無いが これは抜群に上手い!(朗読は女性)
全文の朗読はこちら 3時間20分弱 最終の「作後贅言」 のみ叙述文あり
チャプター毎にも聴ける
■作品中に出て来る井上啞啞(いのうえああ)は荷風の友人・俳人
▶青空文庫を表示し 別タブで朗読を聴く手もある 視聴覚駆使派向け
▶映画
1992年版(カラー)はAmazon primeビデオで見られる→愚作だった
今日はここまで それでは明日またお会いしましょう
[Rosey]