遊びをせんとや

人生総決算!のつもりで過去・現在のことなどを書きます
といっても肩肘はらずに 楽しく面白く書きたいと思います

「別れの朝」&「あなたに言いたいこと」ほか

2023年02月28日 | 音楽

暫く古い時代の絵の探索が続いたので、この辺りで久しぶりに音楽を。

例によって歌詞カードを作ったので、それを見ながらまずは歌をどうぞ。

前野曜子さんの歌で「別れの朝」。

これが外国の曲だったことを、歌詞カードを作っていて初めて知った。

作詞・作曲ともにオーストリアの人だそうだ。

詩は訳詞ではなく、作詞:なかにし礼、と書いてあるところが意味深長。

原曲の曲名を調べてみたら、「Was ich dir sagen will」(独語)。

Googleの翻訳アプリで日本語に直すと、「あなたに言いたいこと」。

ついでに「Was ich dir sagen will」でYoutubeを探した。

何と作曲者がピアノを弾きながら歌っている動画が真っ先に出てきた。

ここまで来ると、原詩と日本語の作詞を比べたくなった。

ところが原詩には、「別れ」という言葉は一切無くて、むしろ出会いの歌。

内気なのか、もともと無口なのか、好きな人に言う言葉が見つからない。

「あなたに言いたいこと」は、ピアノに語らせるから聴いて、というのが原詩の大意。

ただ、歌詞は違っていてもリフレインする箇所はほぼ同じである。

 

日本でも何人かの歌手が歌っているので、アイジョージの「誰かが歌っている」を。

これはスペイン語訳の歌詞から、日本語に訳したものだという。

国が変われば歌も変わる、愛の形も変わるということか。

[Rosey]


光線画の元祖~小林清親

2023年02月27日 | 絵画

小林清親「東京名所図」~両国花火の図

明治から大正時代頃の絵探しを始めたのが2月半ばだった。

第1回目「レトロでモダンな絵に出会う」のタイトルで井上安治を紹介した。

その時、彼の師匠筋に当たる小林清親(きよちか)の絵を1枚だけ紹介した。

冒頭の東京名所図「両国花火の図」である。

「光線画」の発案者としても、東京名所図シリーズは人気が高かったという。

 

そこで35作品ほどの絵が探せたので、国産スライドショーを作成した。

今回はBGMも入れたが、あまりパッとしないのでお許しを。

1作品当たり6秒で次の作品に移る。全部で3分30秒。

じっくり観たいときは一時停止してください。

ぜひ全画面で「光線画」をお楽しみを!

[Rosey]


神坂雪佳~再び

2023年02月26日 | 絵画

忘れないうちに神坂雪佳の続編を。

彼の父は京都御所の警護役の武士だったという。

そう思って絵を見返すと、どこか雅(みやび)な雰囲気を感じる。

淡い色彩、多色を用いない、柔らかな線、せせこましく無い・・・

 

前回、輸入物?に頼っている日本アート界の怠慢を嘆いた。

そこで僅か8作品だけど国産の試作品スライドショーを作成した。

1作品当たり10秒で次の作品に移る。

それ以上にじっくり観たいときは一時停止してください。

今回はBGMは無し。

[Rosey]


こんな人もいた~笠松紫浪

2023年02月25日 | 絵画

笠松 紫浪 1898(明治31)- 1991(平成3)

今日、紹介する人は笠松 紫浪(かさまつ しろう)。

大正から昭和時代にかけ活躍した浮世絵師、版画家。

ところが彼の版画画像が殆ど手に入らない。

ウィキペディアに3枚画像があったが、それだけでは彼の良さは伝わらない。

そのほかは画商のサイトの売り物の画像だけ。

この国のアートは一体どうなってるのだ?

というわけで、今回はまた輸入物?のビデオにお世話になる。

231作品、時間は23分半ほど、全画面でじっくり見て。

[Rosey]


旅情詩人~川瀬巴水

2023年02月24日 | 絵画

 川瀬巴水(かわせはすい)1833(明治16)-1957(S32)

前回、勝手にアンコールした吉田博に大事な仲間がいた。

画家から版画を志し、吉田らとともに新しい風景版画を確立した川瀬巴水。

日本各地を旅して写生し、それをもとに版画を作り美しい日本の風景を表現した。

そのことから「旅の版画家」や「旅情詩人」と呼ばれ、海外での評判も高かった。

 

今日は「東京十二景」と題したシリーズから制作年順に並べた。( )内表記。

「五月雨降る山王」(1919)        「夜の新川」(1919)  

  

 

「戸山の原」(1920)           「雪に暮るゝ寺島村」(1920)  

  

 

「大根河岸」(1920)             「木場の夕暮」(1920)

 

 

  「井の頭の残雪」(1920)

 

  「深川上の橋」(1920)

 

「春の愛宕山」(作・1921年)         「芝増上寺」(1925) 

 

 

 「新大橋」(1926)            「御茶の水」(1926) 

 

 

     「瀧之川」(1929) 

 

「本日のビデオ」

川瀬巴水の作品スライドショー・ビデオです。

671作品あり、時間は1時間8分ほどのビデオ。

こういうビデオ、何故海外でしか作られないのだろう?

素晴らしい作品が沢山ある。時間のある時に全画面でご覧を。

[Rosey]