大晦日になると決まってタイトルの言葉を思い出す
俳人・芭蕉の「奥の細道」の書き出し
「月日は百代の過客にして、行きかふ人もまた旅人なり 」
今年も瞬く間に一年が過ぎた
そして只今 俳人・金子兜太のブログの途中・・・
芭蕉より一茶だ 山頭火だ なんて兜太は言うかもしれないが
一茶なら「ともかくも あなたまかせの 年の暮」あたりだろうか
旅と言えば 知人が今日から奈良に旅行する
私は介護生活の身 平城京はあまりに遠し・・・か
半世紀前 「古寺巡礼」を手に独り旅 懐かしく蘇る
「青丹(あおに)よし奈良の都は咲く花の匂うがごとく今盛りなり」
真冬の今 詠われた花は咲いていないのだろうが・・・
どんな花だったのか? 梅か 桜か あるいは藤か?
さて このところ居間のPCの壁紙に下の写真を使っている
集合住宅の6階 西の窓から撮った夕焼け空+富士山+スカイツリー
某日 家に来た介護サービスのヘルパーさんが写真を見て叫んだ
「ここに星が見えるっ!!」「どこに?」「ここですよ ここっ!」
指で示してくれた場所が 下の写真の〇印のあたり
私には星も 星のカケラも見えない 老爺の悲劇だけ見える!
写真をG-driveにアップ 拡大して見られるようにした
宵の明星 見つけて嬉し 年の暮れ
ITを イットと読む人 今どうしてる?
ITといえば 今年は Googleの"BARD"を使ってみた
BARDは”鳥"ではない 人である”吟遊詩人”でもない
人工物に 兜太の言う”生きもの感覚”を求めてもムリ それが結論
「青丹よし」は奈良の枕詞 教わったのは半世紀を更に遡った昔々
青丹は若草色を渋くした色・・・と言葉で説明されても 分かんねぇ?!
こんな色だっ!・・・抹茶に似た色か? (文字は万葉集の原文だという)
この一年 ご愛読 有難うございました
[Rosey]