夏も終わりに近づくと、そろそろ閑散期の気配。
私はどっぷり加工三昧の日々でした。
主に、幼児向けの椅子のパーツを作っていました。
閑散期とは言え、のんびりできるはずもなく、
この年の閑散期には、社内コンペが開催されることになりました。
テーマは玩具。
条件は、営業と製造の二人一組で玩具を作る。
優勝した組の作品は商品化へ。
数組が参加しました。
強制参加です^^。
私は、一度も会ったことのない営業さんとペアになりました。
話し合いは、メールと電話とLINE。
(今なら当たり前のようにZOOMを使うんでしょうね。)
お互いに、使う人(幼児)のことを考えてアイデアを出していたのですが、やはり製造目線で考えることと、営業目線で考えることは違いますね。
対象年齢、遊び方、安全性、その他いろいろ、どれに関しても、そこまで考えるのか、と良い刺激を受けました。
逆に、製造側の身になってくれよ・・・とも思ったのですが^^、まぁ、お互い様ですね。
予算と期限があり、会ったことのない人と話し合って一から何かを作る。
オーダーメイドもこんな感じかな?勉強になるな~と思いました。
営業さん、若いだけあって熱量もすごい。明るく元気。テンション高し^^。
油断すると営業さんのペースで事が動いてしまい、私の力量をはるかに越えた玩具を作らざるを得なくなるので、波に飲み込まれないように、ときどき軌道修正しながら、どうにかコンセプトと玩具の形状が決まりました。
こうして、音の鳴る玩具を作り始めたのですが、製作途中でちょっと試してみたら、全然鳴らない^^。
焦りました。