書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

弁慶 書状

2007-06-23 08:40:30 | Weblog

弁慶(?-1189)
武技に秀でていたが長ずるの及び学に志した。
義経補佐役として仕え、
その主従関係の厚さには多くの伝説が残る。
諸国に怪力弁慶に纏わる逸話も残る。

私が生まれて始めて読んだ小説は少年少女向けの「義経」。
霧の中、
五条の橋の上に白い衣装をはおり横笛を吹いて登場する牛若丸、
弁慶との立ち回り、欄干の上に立つ牛若丸、
その挿絵と共に鮮烈に記憶に焼きついている。

この書には、荒武者弁慶の面影は無く、
暖かい人柄を偲ばせる。

結願之臨幸殊勝