義経(1159-1189)
義朝の九男。
平家追討に一番の功があったが、
頼朝を牽制する後白河法皇の謀略に頼朝と対立し、
終に平泉にて生涯を閉じる。
義朝を父、常盤御前を母とし、
幼名を今若、乙若、牛若と言う三人の兄弟が居た。
牛若が後の義経、今若、乙若は歴史に殆ど名を残さない。
余談だが、私が歩いて行ける距離の所に今若の墓がある。
当時、源の姓を名乗る者は5万といた筈だが、
その中で歴史に名を留めているのは指折数えるほどだ。
父・義朝が平治の乱で破れ、
母・常盤御前は今若、乙若、牛若の命と引き換えに清盛の囲い人となる。
この絶世の美女も又波乱の人生を送ったのだ。
歯切れの良い筆さばき、人を惹き付ける字だ。
高野山阿弓川庄事子細承候了