日蓮(1222-1282)
日蓮宗の開祖。
安房の国、小湊の漁師の子として生まれた。
12歳で近くの清澄寺に入り16歳で出家、
諸寺諸宗を遊歴して清澄寺に戻り、
「南無妙法蓮華経」を唱え、他宗を不成仏の法として批判攻撃した。
時の地頭に追放された日蓮は鎌倉の小道で辻説法を行い他宗を更に攻撃した。
この時期、諸国に地震・洪水・飢饉・疫病などの災害が多く、
日蓮は、この原因は民衆や幕府が念仏・禅・真言・律などを信仰することにあるとし「立正安国論」を建白した。
この為、他宗派からは度重なる迫害を受け、また、
幕府を批判したかどで、伊豆、佐渡へ流される。
晩年は身延山に隠棲し著述、門下育成に努めた。
死後に、皇室から日蓮大菩薩と立正大師の諡号を追贈されている。
独自的な書を書く。