この展覧会は絶対に行きたかった。
宮島達男さんの大規模個展。
宮島さんの作品を知ったのは、六本木のテレビ朝日前にあるパブリックアート《カウンター・ヴォイド》を観たとき。
たまたま前を通りかかったときに点灯していて、その様子がしばらく心から離れませんでした。
点灯するデジタルカウンターがなぜここまで気になるのか・・・。
その後も原美術館の常設、東京都現代美術館の常設、森美術館の「カタストロフと美術のちから展」等、様々なところで宮島さんの作品を観てきましたが、その度に作品の前から動けなくなっていました。
1から9まで点灯するデジタルカウンター。
0は表示されません。
そして、表示されるスピードがそれぞれ違う。
宮島さんのデジタルカウンターが「命」を表すと知ったとき、だから荘厳のようでいて希望も感じられるのかと腑に落ちました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/0a/3a4f4dc5f505009b3929122395093ca3.jpg)
展覧会入口です。千葉市美術館の8階からスタートします。
8階のフロアはパフォーマンス動画等の作品が中心。
人種や宗教、様々な立場の人が分かち合う可能性を探った作品。
特に最初の3人の女性の動画が印象的でした。
8階は基本的に撮影禁止なのですが、1カ所だけ撮影Okの場所がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/be/59d78edda2b735877c7b97e473a4d308.jpg)
《Counter Window No.3》
デジタルの数字の向こうに千葉の風景が見えます。
数字によって切り取られた風景。
そして数字は移り変わっていきます。
7階のフロアにはお馴染みのデジタルカウンターの作品がたくさん。
そして、撮影OKの作品も多かったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/e0/17d4c9ffca22d920d66d1102952bbecb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/8c/82c03ba5a0fb871d1f7a55376af9df51.jpg)
《Life(le corps sans organes)-no.18》
コードでつながれたデジタルカウンター。
出品リストによると「LEDを新たな生命体として展開させた作品」とのことです。
確かにコードは血管のようにも見えます。
この作品には点灯しているカウンターと点灯していないカウンターがあって、数字の表示速度も全く違うんです。
一つ一つのカウンターが独立しているからこそ、速度の違いが際立つのかもしれません。
たまにものすごくせっかちが数字がいて、クスッと笑ってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/63/565cee6fccdc79b73fa6ecf6bd3d3bc5.jpg)
《Time Train to Auschwitz》
ぱっと見たときには電車の中にデジタルカウンターがぎっしり乗っていて、何だかかわいい作品だなぁと思ったのですが、タイトルと作品リストを見てびっくり。
第二次世界大戦中の「ホロコースト」が作品テーマになっているようです。
もうアウシュビッツに向かう汽車にしか見えません。
そう思って観ると、数字が変わっていく様子も重く見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/27/898d6a22746674872a52255e959ee52a.jpg)
《Diamond in You No.17》
立体的な作品。
デジタルカウンターの色も赤、緑、青の3色あります。
「仏も知恵」を意味する「金剛智」をモチーフにしているのだそうです。
角度によって様々な表情を見せてくれます。
ずっと観ていたくなる作品でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/8a/66b3d6bbafcddf074cff3d696ce988da.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/93/500df10831481e8e8e5c8e2aad14e54c.jpg)
このように作品越しに他の作品が見えたりして・・・。
この部屋は本当にずっといられます。
中毒性が高すぎます。
そして、撮影は禁止ですが最後の作品がすごかったです。
《地の天》という作品なのですが、巨大な円の中で静かに輝く青いデジタルカウンター。
何とこの作品、千葉市美術館のコレクションなのだそうです。
生と死について静かに考えられる空間。
この作品で締めくくられているというのが何ともいえないです。
この展覧会は何としても来たいと思っていましたが、やはり来てみてよかったです。
宮島達男さんの大規模個展。
宮島さんの作品を知ったのは、六本木のテレビ朝日前にあるパブリックアート《カウンター・ヴォイド》を観たとき。
たまたま前を通りかかったときに点灯していて、その様子がしばらく心から離れませんでした。
点灯するデジタルカウンターがなぜここまで気になるのか・・・。
その後も原美術館の常設、東京都現代美術館の常設、森美術館の「カタストロフと美術のちから展」等、様々なところで宮島さんの作品を観てきましたが、その度に作品の前から動けなくなっていました。
1から9まで点灯するデジタルカウンター。
0は表示されません。
そして、表示されるスピードがそれぞれ違う。
宮島さんのデジタルカウンターが「命」を表すと知ったとき、だから荘厳のようでいて希望も感じられるのかと腑に落ちました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/0a/3a4f4dc5f505009b3929122395093ca3.jpg)
展覧会入口です。千葉市美術館の8階からスタートします。
8階のフロアはパフォーマンス動画等の作品が中心。
人種や宗教、様々な立場の人が分かち合う可能性を探った作品。
特に最初の3人の女性の動画が印象的でした。
8階は基本的に撮影禁止なのですが、1カ所だけ撮影Okの場所がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/be/59d78edda2b735877c7b97e473a4d308.jpg)
《Counter Window No.3》
デジタルの数字の向こうに千葉の風景が見えます。
数字によって切り取られた風景。
そして数字は移り変わっていきます。
7階のフロアにはお馴染みのデジタルカウンターの作品がたくさん。
そして、撮影OKの作品も多かったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/e0/17d4c9ffca22d920d66d1102952bbecb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/8c/82c03ba5a0fb871d1f7a55376af9df51.jpg)
《Life(le corps sans organes)-no.18》
コードでつながれたデジタルカウンター。
出品リストによると「LEDを新たな生命体として展開させた作品」とのことです。
確かにコードは血管のようにも見えます。
この作品には点灯しているカウンターと点灯していないカウンターがあって、数字の表示速度も全く違うんです。
一つ一つのカウンターが独立しているからこそ、速度の違いが際立つのかもしれません。
たまにものすごくせっかちが数字がいて、クスッと笑ってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/63/565cee6fccdc79b73fa6ecf6bd3d3bc5.jpg)
《Time Train to Auschwitz》
ぱっと見たときには電車の中にデジタルカウンターがぎっしり乗っていて、何だかかわいい作品だなぁと思ったのですが、タイトルと作品リストを見てびっくり。
第二次世界大戦中の「ホロコースト」が作品テーマになっているようです。
もうアウシュビッツに向かう汽車にしか見えません。
そう思って観ると、数字が変わっていく様子も重く見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/27/898d6a22746674872a52255e959ee52a.jpg)
《Diamond in You No.17》
立体的な作品。
デジタルカウンターの色も赤、緑、青の3色あります。
「仏も知恵」を意味する「金剛智」をモチーフにしているのだそうです。
角度によって様々な表情を見せてくれます。
ずっと観ていたくなる作品でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/8a/66b3d6bbafcddf074cff3d696ce988da.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/93/500df10831481e8e8e5c8e2aad14e54c.jpg)
このように作品越しに他の作品が見えたりして・・・。
この部屋は本当にずっといられます。
中毒性が高すぎます。
そして、撮影は禁止ですが最後の作品がすごかったです。
《地の天》という作品なのですが、巨大な円の中で静かに輝く青いデジタルカウンター。
何とこの作品、千葉市美術館のコレクションなのだそうです。
生と死について静かに考えられる空間。
この作品で締めくくられているというのが何ともいえないです。
この展覧会は何としても来たいと思っていましたが、やはり来てみてよかったです。