徒然草に出てくる「仁和寺にある法師」
いつも、ここを通る度に気になってたんです。
2012年夏-ようやく訪れることが出来ました。
この近辺を通ると、必ず目に入る二王門は、
京都三大山門の一つ。
現在の二王門は1637~1644年に再建されたもの。
簡単に言えば、江戸時代、徳川家光の時代。
光孝天皇は阿弥陀三尊を本尊とする寺の建立を発願。
仁和2(886)年に建て始められましたが、完成を見ず、崩御。
遺志を引き継いだ宇多天皇によって、仁和4(888)年に落成。
「西山御願寺」と称されましたが、その後、年号から「仁和寺」に。
宇多天皇は醍醐天皇に譲位し、出家。
仁和寺伽藍の西南に「御室(おむろ)」=僧坊を建て
ここに住み、修行に励まれました。
そのため御室御所と敬称され、
歴代の天皇の皇子が門跡(住職)につく門跡寺院に。
応仁の乱では伽藍が全焼し、
徳川幕府によって、整備され、
寛永年間の皇居建て替えで、
紫宸殿、清涼殿、常御殿などが下賜され、境内に移築されています。
現在の仁和寺は、真言宗御室派の総本山。
二王門をくぐると、左手に旧御室御所御殿の入り口があります。
この御殿は有料拝観(大人500円)です。
御殿入り口から見る二王門
御殿は宇多法皇の御所があった辺りに建っています。
この時、勅使門は修復中で、幕に覆われてましたが、
ここはまさに「和」の世界!
北庭から五重塔が見える
建物をつなぐ廊下
実際、映画のロケ地にもなっているようです。
ここの廊下は「大奥」のロケが行われたとか・・・
庭園のすばらしさ
・゜・☆・゜:*(感´∀`激)*:゜・☆・゜・
夏の暑い日でしたが、
御所風の御殿は、雅さと、
そして不思議と風が心地よく吹く空間でした。
つづく・・・・
一度、行ってみて
京都府右京区 仁和寺
http://www.ninnaji.or.jp/index.html