登山とえとせとら

登山が好き、遊ぶのが好き、飲むのが好き、楽しいことが大好きな勢いとノリで生きてる人の日常。絡まれると喜びます(≧∇≦*)

最近読んだ本 21年10.11月分

2021年12月07日 | 読書
最近読んだのはこちら。
これと会社の人が貸してくれた流浪の月。


ケーキの切れない非行少年たち
これはダイヤモンドオンラインで見て、携帯漫画でも読んでて是非読みたいと思って取り寄せた一冊。
非行少年の中にはいわゆるボーダーと呼ばれる知的障害よりも軽度ではあるけども、知的ハンデを抱えてる人が沢山いる。
その親もそのような障害を抱えてることで正しい治療や連携、学びを得ることができず非行に至ってしまったケース。
そんな非行少年たちと向き合ってきた精神科医による著書。とても学びが多く、なるほどと思うこともあれば、分かると言うところも多かった😌
特に妹はそのような仕事をしてることから、ノートに書き留めるほど真面目に読んでた😝
比較的読みやすく読んでよかったと思わせる良本。

テスカトリポカ
直木賞受賞作なので選んでみた。この人の作品は初めて。
テスカトリポカとはアステカの神様の名前。
メキシコの麻薬密売人のバルミロ・カサソラと川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモが出会って臓器密売に手を染めていく話。
アステカの生贄文化と宗教観、そしてページを飛ばしたくなるような拷問と残虐性。出てくる全ての人がダークサイドに落ちてる。
楽しく読めない本。でもそれを知ってから読むとまだマシかもしれん。



借りてたの返したのでネット画像
流浪の月
本屋大賞受賞作で読んでみた。この作者も初めて😌

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。
それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。
どういう2人なんだろうと読み進めると

幸せな家族から一転、親族から性的虐待を受けた少女が、ロリコンだと思う男性に助けを請う。
男性は捕まり少女は保護された。そして大人になった主人公と男性の誰にも理解されなくても続いていくストーリー本屋大賞受賞。

ひとつの事実に対して人は勝手に「解釈」する。そして「親切」なふうを装って無責任に正義を押し付けてくることに対する警鐘を鳴らしてるのかな?

仕事柄色んな人に出会い、色んな家族と絡むのだけど、どんな家族にも今まで流れてきた時間があり、今こうだからといってなにか判断できることは何もない…とはいつも思ってる😌
家族であれば必ずしも幸せというのは型にはまった考えだなと思ってるのでわかる気もするけど、この特異な人間関係はやはり難しいものであるなーと。



さて本だけじゃおもんないと思うので(笑)

襖を張り替えようと思い立ち😝
襖の紙を見てきた。
壁紙と違って高い😱

必要な物品をみて
マイナスドライバーでいいなと判断。
紙だけ買ってきた。

次の雨の休みに張り替えようと👍

今日コストコ行ったら
ルビーチョコソフトと白ブドウスムージーでした。美味しいけど多いので3人くらいで分けて丁度😆

妹1の昼ごはん。
玉ねぎとレリッシュを山のようにと言われて挟んだらとじなくなり銀紙で端だけ押さえて持ち帰り❤️

私はあまり好きではないのですがこれで飲み放題ドリンクついて180円激安だよね❤️



最近読んだ本 21.7.8.9月分

2021年10月08日 | 読書


8.9と富山市がマンボウで移動図書来なかった。
今回は我ながらミーハーなラインナップだと思う。


推し燃ゆ
芥川賞受賞作。
金原ひとみ、綿谷りさに次いで若く受賞。
金原ひとみや綿谷りさと世代が同じ私は、蛇にピアスを読んだ時、それなりに衝撃を受けた。
作家というのはあくまで創作でありフィクションなんだけど、金原ひとみはスプリットタンにしてるんじゃ?と思わせる文章力はあったと思う。
あの頃私は何故か耳を拡張していてボールペンとか普通に貫通したもんね😝

話しがずれた
今回の話は多分発達障害をもっているのでは?と思われる、何をやっても不器用で劣等感の塊のあかり。
そんなあかりの推し上野真幸がファンを殴って炎上する。

アイドルグッズを購入し並べて飾りたてライブなどに全てのお金を注ぎ込み、“推し”のメディアでの発言や行動を詳細に記録して、思考や人間性を「解釈」することに全力を注ぐという“推し”活。

私は特定の芸能人のファンになったことがなければ、歌舞伎…ジャニーズ、宝塚にいたるまでまるで興味がなく、推しということ自体理解できないのですが、世の中のオタな人たちはこういう心理なのだなと勉強になりました。
アイドルが結婚してショックとか言ってる既婚女性にアホか?という白い目で見てる人間には理解のできない世界でした。
でも芥川賞の中では読みやすくいい作家さんになるのではないでしょうか?

かがみの孤城
こちらも生きづらさを感じてる人たち向けなのかな?
本屋大賞受賞作ですが…
学校にも自宅にも居場所がなく、もがき苦しむ中高生には是非読んで欲しいかな。なんか趣味じゃなくて斜め読みだったので記憶が曖昧。
子供の時って学校や家庭という狭いコミュニティが世界の全てになりがちなので、そこが居心地悪いと生き辛い。世界はもっと広いと啓蒙する感じの本。

ファンタジーが苦手なので読み切るのが辛かった💦

もう、聞こえない
誉田哲也の本は大体読んでるので借りた。

最初から事件が起きて人が死ぬので刑事ものと思って読んだらそーでもなかった。
言霊とかいいだしてなんか違ったと思って最後まで読めず…途中にしてしまった💦
グロいのもページを捲る手が速くなるけど、こういうのは反対に20ページくらい一気にまくってしまうなぁ。

この人の作品はそれによって全然違うから読んでみないとわからない(笑)
刑事モノの方が好きだな😆

逆ソクラテス
子供達が主人公のオムニバス。
どれも痛快で面白い。
学校の先生が嘘ついたり、根拠のないことを言うわけがないと信じてる子供時代…
先生の話に僕はそう思わないと正面きって先生を騙そうとするその姿に引き込まれる。
教師期待効果を巧妙に使ってる。

ソクラテスは教養や知識があっても自分のことを無知と言ったことから、その逆という意味らしい。伊坂幸太郎らしいひねりのきいたストーリーでした。

離婚する前、テレビでピグマリオン効果について知り、
「いやーあんた偉いよ仕事して、ちゃんと家のこと手伝って」と百万歩譲って褒めてやったのに
俺は仕事向いてないから家の事しとくよという方向に話しが変わり殺意が芽生えました。
ピグマリオン効果は全ての人にあるわけではない(笑)


以上最近の読書でしたー。


引っ越しに勤しんでます。
金がないからカーテンレールとカーテン買えずロールスクリーンを取り付ける私と妹。


築50年くらいなのできたねーからクッションシート買って床に貼ったり

何買ってもお金かかるー

ニトリでもお金が飛んでく😱

あとライトもエアコンも買わんなん😱
あっ、募金承ります。



最近読んだ本 21.4.5.6月分

2021年08月04日 | 読書
読書の投稿が遅れがち…
4月に借りた後、5月はゴールデンウィーク、6月は棚卸し?とかぶり3ヶ月分借りてます。

と言うかゴールデンウィークとかいつのこと?って感じですね。

でも備忘録兼ねてますので。



アポロンの嘲笑
2011年東日本大震災から5日目、福島県で殺人事件が起きた。
殺されたのは金城純一、被疑者は純一の妹と交際していた加瀬邦彦。
同期は交際反対によるものと思われていたが、余震に乗じて邦彦は逃げ出す。
福島第1原発に向かって…

加瀬邦彦の生い立ちが不遇すぎて途中読むのが辛い話。阪神大震災に罹災して、さらに東日本大震災に罹災した人はそれなりにいるんじゃないかなと思った。
阪神大震災があったときは富山にいて、東日本大震災があったときは大阪にいた私は、日本一地震の少ない富山に住んでる為震度3でもとんでもない地震やーと思うほど慣れていないのだけど…震度3.4の余震が続く世界とは如何程だろうかと思いながらやっとかっと読破。
とにかく邦彦が運命に翻弄され続けて可哀想だった。


総理にされた男
総理のモノマネが受けている劇団員が主人公。

本物の総理大臣は蜂窩織炎にかかり意識不明の重体。
官房長官より暫しの代役を依頼されたが、なんと本物は死んでしまう。
代役なことを知っているのは官房長官と相談役の友人1人だったが、友人は栄転でイギリスへ。
官房長官は心筋梗塞で亡くなる。
それでも本人の意思で総理大臣をやり遂げていく話。

ありえないといえばそこまでやけど、素人ならではの政治手腕が面白くて読める。
民王みたいな感じ。



帝都地下迷宮
私は中山七里をよく借りるな(笑)

主人公は鉄道マニアの公務員小日向。ある日、趣味が高じて、廃駅となっている地下鉄銀座線萬世橋駅へと潜り込む。
そこで思いがけず出会ったのは、地下空間で暮らす謎の集団だった。この集団の仲間?になるがある日仲間の1人が殺される。ただ殺されたのは潜り込んでいた公安だった。

という話。ちょっと設定がないなと言う感じ。


店長がバカすぎて

本屋大賞ノミネートで借りた。
この人の作品は初めて。
書店員が主人公の本を書店員がお勧めし本屋大賞ノミネートまでになったのだから、この中の話は書店員にとってあるあるなのかもしれないと思いながら読んだ。まぁそんな本。


痛くない死に方
私の好きな在宅医療長尾先生の本。
日本人は点滴が好きで、食べれなくなるとすぐ点滴する。周りが安心するから。
でも人間は必ずいつか死ぬし、死ぬ前はそんなに水分も食べ物もいらない。死ぬ過程で体が絶飲食しようとしてるだけのこと。
これじゃー死んでしまうと点滴を希望する。
もう死ぬ人に無駄に水分をいれると体は浮腫み水死体のようにパンパンに膨れ重たくなる。そして何より本人が1番辛い。辛いのにもう話せないからどんどん点滴される。そんな日本の終末医療に警鐘を鳴らす本。

まだ若くて、回復の見込みがある人ならいざ知らず
平均余命を超えてる人たちが亡くなるのを阻止することはできない…
私はそんな仕事をしてるので長尾先生を尊敬してる。
とても良い本だった。

↑私がふざけたトンチンカンな人間だと思ってる人は多いでしょう(笑)
でも真面目なときは真面目なのです。(笑)


ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 

さすがは東野圭吾。舞台はコロナ禍の日本のどこか。
殺された男性の娘と叔父が主人公。
叔父はもとマジシャン。ただマジシャンというよりは言葉を巧みに操る…
娘と叔父は2人で真犯人にだとりつこうとする。
面白すぎた。
またシリーズ化して欲しいな。
加賀さんが一応終了してるので新たなシリーズにして欲しい❤️
マスカレードも映画続編出るし東野圭吾って本当に天才だな。



最近読んだ本 21年3月

2021年05月31日 | 読書



そうかこれを読んだのは3月か。
もう5月も終わろうと言うのに……

そしてバトンは渡された
2019年本屋大賞受賞していることと、親が次々変わることを聞いていた。
実の息子ですら殺意沸くほどムカつくのに
他人の子供をそんなに愛せるものかな?

そもそも犬や猫じゃあるまいしそんなに親が変わる話受け入れれるかなーと敬遠していたわけです。

でも本屋大賞ノミネート作品に外れないのでようやく手に取りました。

主人公の優子は3歳の時実母が交通事故で他界。
小学校の時父は梨花さんという女性と再婚。
そして父は仕事でブラジルに行くのだけど、優子は梨花さんと日本に残ることを選ぶ。

謎なのはこの時父は梨花さんと離婚したこと。
この後も優子は色んな出会いをしていくけど、みんなに愛されてる。

ストーリーとしては高校生の”森宮優子”が”水戸優子”、”田中優子”、”泉ヶ原優子”を振り返りながら、家族、進路、友情、恋愛に悩んだりしながら生きていく話。

そんなことあるかなー?と半信半疑で読み始めたけど、後半は何だか泣けました。
結婚するのに沢山いる親から承諾を得る優子。

本当と親とは?血の繋がりって?
考えさせられました。

映画化され、森宮さんは田中圭でハマり役やなぁーとおもいます。
梨花が石原さとみなのはちょっと違うけど😌

ちなみにこの本を読んで泣いた私も
うちの息子……誰かにバトンを渡したい……という本音が見え隠れしましたね。
だれかバトンいりませんかー?



少年と犬
直木賞受賞。

私は芥川賞と直木賞、本屋大賞は必ず読むことにしているので選択。
馳星周の作品はあまり得意ではなく今まで2.3冊しか読んだことがありません。

これは犬に関するオムニバス。
男と犬
泥棒と犬
夫婦と犬 
娼婦と犬
老人と犬
少年と犬
このうち夫婦と犬が富山県舞台。

多聞という、一匹の犬が5年かけて移動して目指したものとは……
ほんのり泣ける話。
だけどあんまり得意じゃないなー。






最近読んだ本 20年12月~21年2月

2021年03月29日 | 読書
年末年始の移動図書がなく3ヶ月でこのくらい…数年ぶりに購入したサバイバル家族を読んだのと最近は携帯漫画に追われているのが原因で少なめです。

ライオンのおやつ
泣けて泣けて大変な話でした。
主人公の雫は33歳という若さで末期ガンとなり余命を宣告される。残された時間を瀬戸内海に浮かぶホスピスで過ごすことを決める。
そのホスピスにはおやつの時間があった。
ホスピスで過ごす時間、ホスピスで知り合った仲間…そして見送っていく命。

小川さんは1度末期ガンになったことがあるのか?と思うほど体の状態がリアルで…覚悟を決めても死にたくはない気持ちとの葛藤が上手く描かれていた。

自分が最後に食べたいものは肉だけど…おやつと言われたらなんだろう?
私は今思えば幸せなことに手作りのおやつがよくでた。でも兄弟が多くて、ポテトチップスをひと袋食べるというのがずっと憧れだった。
憧れだったけど、やっぱり最後に食べたいのらコンソメパンチでもピザポテトでも無い。
母がよく焼いてくれたブラウニーかな。

くるみの沢山入ったブラウニーをよく焼いてくれたな。
死ぬ前に食べたいおやつはなんですか?

最後の方は涙が止まらなくて翌朝不細工な顔で仕事に行きました。とってもいい本。オススメ。


政略結婚
政略結婚というと、親が決めた相手と結婚させられて不幸みたいなイメージもあるけど…
この本に出てくる江戸、大正、昭和の3人の女性はみなその時代を懸命に生き、決して不幸なんて言わせない人生がある。

特に江戸時代の勇は実在の人物であり、加賀百万石前田家のお嬢様だった。
生後半年で分家の大聖寺藩前田利極との縁談が決まっていた。
あの頃相手も成人できるか分からなかった時代であり、決められた人と結婚さえ出来ない人もいたこと、結婚したらすぐ世継ぎを産まないと行けないこと…色んなしきたりの中精一杯生きていく勇。
娘を授かるも夫も娘も喪っても半の存続のために奔走する姿が健気で、でもこちらも元気を貰えるそんな主人公でした。

大正の主人公は架空の人物だけど、勇とも縁のある万里子。
明治半ばパリで生まれた帰国子女の万里子は、帰国してからも浮きっぱなし。
学習院でも友達が出来ませんが、やがて自分の語学力を活かしサンフランシスコ万博での華族出身第一号コンパニオン・ガールに、そして華族出身女性の第一号逆プロポーズすることに。
九谷焼を世界に売り出していく女性になっていきます。

昭和の主人公は没落華族の花音子。
伯爵令嬢から昭和の金融恐慌で財産を失い、借金返済のためにエロを売るレビューに出るという出だし。
彼女の逆境にも負けない不屈の精神は読んでいて気持ちのいいもの。
3人とも全く違う形だけどそれぞれ懸命生きてる。
九谷焼の皿と、実はそれぞれ繋がってる周りの人達。
サクサク読めるのに読み応えのある本でした。
オススメ


落日
なんかページをめくる手が進まず
途中でやめちゃいまいました。

湊かなえの本はあんまり得意ではなく、まぁ読んでみるけどラストまで行けないで返すことも多い。

あんまり相性よくないのかも。



因みにサバイバル家族は面白くてオススメです。