2冊……
3冊借りてたのに1冊ない。
しかも返却してしまったのでネットから画像。
自分ならもっと借りるのにこの日私休みのため予約していた本だけだったのです。
バッタを倒しにアフリカへ
これはこの前野という昆虫を愛してやまない男性が念願の昆虫学者になるまでの苦労の連続を面白おかしく書いてます。
昆虫学者になりたい人ってそんなに多くないとは思うんだけど、昆虫学者の椅子はもっと少ない。
特にバッタを猟奇的に愛してるんです。
バッタに襲われて食べられたいから、緑の衣装を着てるんでね
ほんとに頭が良すぎて変なんですよ
そんな前野さんの虫に対する本気度が認められてウルドという名前までもらっちゃったんですねー。
研究室ではなくアフリカの砂漠を舞台に頑張る姿……日本のバッタとは別物です。
何億という被害を出すこのバッタを退治することに命をかけてる本……本人が面白い人なんでしょうね。
息子も読んでました。
読みやすいです。
ある男
平野啓一郎の本ははじめてです。
本屋大賞候補の為読んでみました
夫を事故でなくした女性。
しかしその夫は全く別の男だった。
自分の夫はどこの誰だろう?
自分の子供の父親は誰だったのだろう……
そんな女性から依頼を受けた弁護士がその真相をおっていく話。
バッタの後に読んだので固いなと思いましたが、バッタが軽すぎるのでしょう。
言葉遣いが綺麗で、難しい漢字もあるし、難しい言葉も出てくるけど村上春樹みたいに無駄に長い比喩もなくそういう意味では読みやすいです。
少しづつ近づいていく真相にアイディンティティとはなんなのか
自己は何をもって自己となるのか
哲学的でもありちょっち難しい話でした。
深く考えなければそんな人もおるんやーと読める話。