Miyuki Museumブログ

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Miyuki Museumのひとりごと

八咫烏

2014-06-15 | 三重県便り
(Sun)
先日、ローカルニュースで日本サッカー協会(JFA)のシンボルマーク、
八咫烏について放映されていたのでご紹介symbol2


※JFAシンボルマーク

3本足のカラスは八咫烏(ヤタガラス)と呼ばれ、
熊野三山では熊野権現の使いの霊鳥として崇められています。

神武天皇が熊野に上陸し、八咫烏の道案内で
大和(現在の奈良県)に攻め上り、
日本の国を開いた故事(日本書紀)に由来します、と。

日本に近代サッカーを紹介し、その普及に尽力した
中村覚之助(1878 - 1906年 )に敬意を表し、
その出身地である和歌山県那智勝浦町にある
熊野那智大社の八咫烏をデザインされた(1931年)、と
いった内容でした。


※紹介されていたポスター

熊野三山のそれぞれの神社(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)の
マークを見比べてみると
JFAのシンボルマークは、右側の熊野那智大社のマークと似ていますねlight
3本足は「天・地・人」を表すそうです。

ちょっと調べてみると
中国の古典の「太陽の中に3本足の烏がいる」という話からとった、という説、
八咫烏は「導きの神」なので「ボールをゴールへ導く」との意味を込めて、と
いう説もありました。

W杯が始まりましたネsoccerball
flag1今日は惜しかったけれど、まだ始まったばかりfutaba


八咫烏と神武天皇を調べていて、日本神話の知らなかった部分を
もっと知りたくなりましたyellow1


※この記事のカテゴリを”三重県便り”にしているけれど
 熊野三山は和歌山県なので注意書きです。

 熊野=和歌山県南部と三重県南部からなる地域。
 旧国:紀伊国
 上古:熊野国

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