(Wed)
一つ前の記事では、情報損失を惜しむ件をご紹介しましたが、
今回は、サイト放置が危険であったり、
日ごろから不測の事態に備えておくことが大切っという記事をご紹介です
備忘録
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毎日jp 2016/8/31 より引用です
【デジタル遺品、放置せず対応】
故人がパソコンなどに残したデータ「デジタル遺品」がもとで、
トラブルが起きたり遺族に損害が及んだりすることがある。
不測の事態にどう備え、対処すればいいのだろう。
●株やFXで損失
「夫はパソコンで株取引をしていたようだが、よく分からなくて困っている」。
日本セキュリティ・マネジメント学会の萩原栄幸理事は10年以上前、
夫を亡くした女性から相談を受け、デジタル遺品の問題にかかわるようになった。
このケースでは、パソコンのパスワードを解析して、
株取引や有料サイトの登録を止めるようアドバイスした。
萩原さんは「『デジタル遺品』が危ない」(ポプラ新書)を書いて警鐘を鳴らしたが、
スマホの普及もあり、相談が急増しているという。
相談には次のような深刻なケースもあった。
(1)故人がネットで外国為替証拠金取引(FX)をしており、
外国通貨を保有していたため、暴落に巻き込まれ1000万円以上の損失を出した
(2)故人がネットオークションをしており、代金は振り込まれていたが、
商品を送っていなかったため抗議が来た
(3)自宅で仕事をしていた故人のパソコンに、勤務先から持ち出してはいけない
データが含まれていた。
さらにパソコンがウイルスに感染して、データが外部に流出。
遺族のもとに弁護士らが調査に来た
いずれも遺族は指摘されるまで知らず、二重のショックになった。
有料サイトへの登録があったり、通帳のないネット銀行の口座に
遺族が気付かなかったりしたこともあった。
遺族がまずなすべきことは、遺品のパソコンとスマホを調べることだという。
萩原さんは、放置したままだとリスクの高いものから対応することを勧める。
メールや閲覧履歴、お気に入りをチェックして、銀行や証券会社と取引があるか、
ネット通販やネットオークション、有料サイトの利用があるかを確認する。
利用があれば関係先に相談する。
デジタルの知識がない場合は弁護士などの専門家に頼ってもよい。
パソコンのパスワードがわからない場合は、パソコンに詳しい人、
もしくはデータ復旧の専門会社に依頼する必要がある。
ただし、遺族といえども勝手にパスワードを破れば、トラブルになることもある。
事前に相続人全員の了解を得て、弁護士に立ち会ってもらったほうが良いという。
●SNS悪用の危険
故人がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や
ブログをしていた場合、対応を考える必要もある。
ブログやホームページは放っておくと、
悪意のある第三者に乗っ取られて悪用される危険もあるのだ。
相続人同士で故人のサイトをだれかが管理するのか、閉鎖するか決める。
ネットの利用者は、日ごろから不測の事態に備えておくことが大切だ。
まずは見られたくないデータをパソコンに残さないこと。
萩原さんは、「年齢にかかわらずエンディングノートを書いて、
そのなかでデジタル遺品やパスワードも、遺族に分かりやすいように残したらよい」と
アドバイスする。
また遺族に遺言状を見せる代わりに、
特定のファイルを削除するソフトもあるといい、秘密を守りたい時に利用する手もある。
こうした問題に関心をもってもらおうと、ネット環境に詳しい専門家らが9月、
「一般社団法人 デジタル遺品研究会ルクシー」を発足させる。
デジタル遺品に関する生前準備の必要性の啓発や、遺品の復旧作業の仲介をする。
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一つ前の記事では、情報損失を惜しむ件をご紹介しましたが、
今回は、サイト放置が危険であったり、
日ごろから不測の事態に備えておくことが大切っという記事をご紹介です
備忘録
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毎日jp 2016/8/31 より引用です
【デジタル遺品、放置せず対応】
故人がパソコンなどに残したデータ「デジタル遺品」がもとで、
トラブルが起きたり遺族に損害が及んだりすることがある。
不測の事態にどう備え、対処すればいいのだろう。
●株やFXで損失
「夫はパソコンで株取引をしていたようだが、よく分からなくて困っている」。
日本セキュリティ・マネジメント学会の萩原栄幸理事は10年以上前、
夫を亡くした女性から相談を受け、デジタル遺品の問題にかかわるようになった。
このケースでは、パソコンのパスワードを解析して、
株取引や有料サイトの登録を止めるようアドバイスした。
萩原さんは「『デジタル遺品』が危ない」(ポプラ新書)を書いて警鐘を鳴らしたが、
スマホの普及もあり、相談が急増しているという。
相談には次のような深刻なケースもあった。
(1)故人がネットで外国為替証拠金取引(FX)をしており、
外国通貨を保有していたため、暴落に巻き込まれ1000万円以上の損失を出した
(2)故人がネットオークションをしており、代金は振り込まれていたが、
商品を送っていなかったため抗議が来た
(3)自宅で仕事をしていた故人のパソコンに、勤務先から持ち出してはいけない
データが含まれていた。
さらにパソコンがウイルスに感染して、データが外部に流出。
遺族のもとに弁護士らが調査に来た
いずれも遺族は指摘されるまで知らず、二重のショックになった。
有料サイトへの登録があったり、通帳のないネット銀行の口座に
遺族が気付かなかったりしたこともあった。
遺族がまずなすべきことは、遺品のパソコンとスマホを調べることだという。
萩原さんは、放置したままだとリスクの高いものから対応することを勧める。
メールや閲覧履歴、お気に入りをチェックして、銀行や証券会社と取引があるか、
ネット通販やネットオークション、有料サイトの利用があるかを確認する。
利用があれば関係先に相談する。
デジタルの知識がない場合は弁護士などの専門家に頼ってもよい。
パソコンのパスワードがわからない場合は、パソコンに詳しい人、
もしくはデータ復旧の専門会社に依頼する必要がある。
ただし、遺族といえども勝手にパスワードを破れば、トラブルになることもある。
事前に相続人全員の了解を得て、弁護士に立ち会ってもらったほうが良いという。
●SNS悪用の危険
故人がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や
ブログをしていた場合、対応を考える必要もある。
ブログやホームページは放っておくと、
悪意のある第三者に乗っ取られて悪用される危険もあるのだ。
相続人同士で故人のサイトをだれかが管理するのか、閉鎖するか決める。
ネットの利用者は、日ごろから不測の事態に備えておくことが大切だ。
まずは見られたくないデータをパソコンに残さないこと。
萩原さんは、「年齢にかかわらずエンディングノートを書いて、
そのなかでデジタル遺品やパスワードも、遺族に分かりやすいように残したらよい」と
アドバイスする。
また遺族に遺言状を見せる代わりに、
特定のファイルを削除するソフトもあるといい、秘密を守りたい時に利用する手もある。
こうした問題に関心をもってもらおうと、ネット環境に詳しい専門家らが9月、
「一般社団法人 デジタル遺品研究会ルクシー」を発足させる。
デジタル遺品に関する生前準備の必要性の啓発や、遺品の復旧作業の仲介をする。
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