町政60周年の催しで「ゴンチチコンサート」、歩いて行ける距離という夢のようなチャンスだった。
チラシを見て郵便局へ飛んで行き往復葉書を購入する時、「ゴンチチでしょ。素晴らしいですよね。当たったら良いですね。」と窓口の人に話しかけられて、なんだかちょっと恥ずかしかったけれど「本当に、ぜひ聴きたい!」と弾む心で答えていた。
当選指定席の葉書を受け取った時イエスさまに心から感謝して、すぐ妹に「一緒に行こう」と電話をし楽しみに待っていたのだ。
演奏が始まると、直前まで妹と話していたシリアスな事柄も洗われて行くようで、うっとりと目を閉じて聴くアコースティックギターの優しい調べに、心が解けてゆくようだった。でも・・ジャズにはノリノリで・・、アンコールの「放課後の音楽室」には感動で胸がいっぱいになって・・夢のような時間だった。
途中でアクシデントもあったけれど流石に何十年もやってこられた方、トーク中だったこともあり、すべてを用いて会場を笑いの渦で包まれた。
ゴンさんのちょっと?かなり?とぼけたトークが音楽の雰囲気と合っていて、ゆたっりと家庭的と感じるような和やかなコンサートだった。
外に出るととっぷりと秋の夜は暮れて夜風は思ったよりも冷たかったけれど、心がふわりと幸福感に満たされて温かだった。
妹を見送ってひとり真っ暗な我が家に戻ってからも、穏やかな旋律の余韻は残っていた。
「明日になれば薄れる」と言っておられたけれど、ふふふ・・。
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ムベ
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