朝食のお弁当を食べ終わったら、縄文杉に向け出発です。
21EC-Kさんの縄文杉ツアーのルートマップです。
行程はこんな感じ。
荒川登山口=約3km【約50分】=小杉谷集落跡=約5.5km【約120分】=大株歩道入口 =約1km【約20分】=翁杉=約0.5km【約5分】=ウィルソン株=約1km【約60分】= 大王杉・夫婦杉=約0.7km【約30分】=縄文杉 |
ガイドさんと一緒に準備運動をしていざ出発。
トロッコ道だけで8kmだそうです。
歩き出したのは6時前くらいだと思いますが、まだ真っ暗でした。
ライト借りてなかったら結構大変だったかも。
雨のせいで、トロッコ道は川のようです。
でも端っこを歩くと滑るので、水の中でも歩かないとだめなんですって。
行きは真っ暗だったので、これは帰りの写真ですが。
何箇所か橋がありますが、スリル満点です。
欄干があるとこはまだましで、
こんな橋もたくさんあります。
かなりの高さですよ。
高所恐怖症の人はヤバイかも。
ビビりの息子はかなり怖かった模様。
風の強い日とか降雪時なんかは本当に怖いと思います。
転落事故とかあっても不思議じゃないです。
最初の休憩です。
最初のバスの事でご紹介した通り、第一便のバスに乗って、早目に出発したおかげで、
休憩ポイントの小屋では座って休めます。
ちょっと休憩していると次から次へと人がやってきてすぐにいっぱいに。
早目で正解。
10分ほど休んでまた出発。
ガイドさんのすぐ後ろは歩きやすいし、話もたくさん聞けるので、
歩く順番も交代しながら歩きます。
私たちのガイドさんはベテランガイドさんでしたが、
「トロッコ道で遅れるような人は縄文杉まで行くのは無理なので、途中で帰ってもらいます。」
と事前に言われていました。
私たち親子の他に、20歳前後の娘さん二人とご両親の4人家族とご一緒しましたが、
確かに一人遅れるとみんなに迷惑がかかりますからね。
酷い!と思うかも知れませんが、実際登ってみるとガイドさんのおっしゃることは
正しいとしみじみ感じると思います。
トイレ休憩。
私はトイレ結構遠いので、ここではパスしましたが、
私たちが到着した時は、ほとんどいなかった人も、数分で列ができていました。
この後初めて見える屋久杉、三代杉です。
屋久杉も「屋久杉」と呼べるのは、標高500m以上に自生し、樹齢1000年以上のものだけだそうです。
だから意外にツアーで見れる屋久杉は少ないんだそう。
途中でヤクザルに遭遇。
私たちになんて見向きもしませんでした。
ウィルソン株。
後から写真で見ると、ここが一番綺麗な写真が撮れてました。
ハートの形ですが、あるポイントから見ないとハートには見えません。
最初は分からなくて、どこがハートだよ!って思っていたらガイドさんが教えてくれました。
大王杉。
普段は一緒に写真なんて撮ってくれない息子が、ガイドさんに促され嫌々一緒に
撮ってくれる。
マグロの頭に見える、らしい。
夫婦杉。
枝繋がってるの分かります?
ご一緒したご家族のご夫婦はガイドさんの指示で手を繋いで写真撮ってました(笑)
照れてましたけどね。
うちはこのご家族と一緒に色々おしゃべりもしましたが、旦那の事聞かれなかったし、
私もバレーをするのに邪魔で、普段指輪をしてないので、
「絶対母子家庭だと思われてるよね。」
と。
まぁ我が家ではよくある光景です。
メデューサみたいな枝。
登山道はね、かなりキツいです。
特に木の階段は本当にキツくて、はぁはぁと息が上がります。
木の階段は自分の歩幅で登れないのがキツいです。
帰りは木の階段は本当に楽なんですけどね~。
私は日曜にバレーの試合があり、縄文杉登山したのは火曜日。
筋肉痛バリバリで登りました。
登りは大丈夫でしたが、下りは筋肉痛応えます。
屋久島には呼ばれないと行けない
と言う言葉があるそうです。
私も今呼ばれたのかなって。
あと数年後だったら登れなかったかも。
結構年配のお母さま方もたくさん登られていたので、ペースを考えれば行けるんでしょうが。
ようやくたどり着いた縄文杉。
霧が…
今はね、縄文杉の近くまでは行けないので、デッキから眺めます。
ちょっと見難い、残念。
縄文杉からちょっと登ったところにある東屋で昼食です。
10人も座ったらいっぱいになってしまう東屋なので、運がよければ座れます。
ダメならちょっと下まで引き返して昼食を取るそうです。
幸い私たちだけ。
普段の行いがいいから!?
後から5人ほどのグループが来て満員となりました。
お箸を忘れられた私たちのお弁当でしたが、ご一緒したご家族が朝昼ある分の
お箸を譲ってくださって非常に助かりました。
ありがとうございました。
お弁当食べたけど、少し座っているだけで滅茶苦茶寒いです。
ガイドさんがお湯を沸かしてインスタントのお味噌汁を振る舞ってくれました。
あったかくて嬉しい。
でも私はお味噌汁より珈琲が嬉しいかも。
珈琲飲まない人もいるので、選択制にしたら、もっと喜ばれますよ、きっと。
幸いお弁当を食べている間に霧が晴れ縄文杉がよく見えるようになりました。
縄文杉、ちょっと白っぽくなってるの分かりますか?
もうかなり弱っています。
他の元気な屋久杉はもっと色が濃いんです。
観光客が根を踏んだから、とか言われていますが、ガイドさんはそうではないと言っていました。
発見された時、写真を撮るため、テレビで映すために周りの木を切ってしまったからだと。
最近ではデッキをまた作るためにさらに周りの木を切ってしまっているそうです。
厳しい環境の中、周りの木に守られていたのに、周りの木を切られてしまって弱ってしまったのだと。
あと50年くらいで縄文杉も力尽きてしまうのではないかと言っていました。
悲しいことですね…。
帰りには雨も上がり、森の緑の美しいこと。
写真では伝わらないのが残念です。
ガイドさん。
帰り道にはこんな川で休憩します。
息子のような、ガサツな10代少年ですら、
「わぁ、キレイ」を連発。
本当に美しい緑でした。
10時間かけて往復してきました。
スマホの万歩計では40,000歩超え。
よく歩いたなぁ。
でも私は帰りも元気で、ガイドさんに
「20代の体力」と褒められました
つづく。
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