撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

「バラトンの車窓から」(9)バダチョニ

2013-10-05 21:30:05 | 海外生活

 電車がリーフフルプ (Révfülöp) を過ぎると、次はバラトンレンデシ (Balatonrendes) 、そして

アブラハムヘジ (Ábrahamhegy) と続く。

    バラトン・レンデシ駅                      アブラハムヘジ駅

 

 

アブラハムヘジの駅を過ぎると、背の高い並木路と電車は並行して走る。 並木路は四季を通じて美しさを提供。

 

アブラハムヘジ駅より、山の手に3kmほど行くと、豪邸揃いのシャルフルドの村(住民は50人ほど)に続く。

恐らく、バラトンの沿線で最も、富裕層が集まった村ではなかろうか?

      コシュート通り(メインストリート)            豪邸の一例(このクラスがゴロゴロ軒を並べている

      

 

Kőtenger (石の海); 村の南外れにある。    お薦めレストラン; 本格ハンガリアン料理 “Pajta Galeria”  

                                                                                      村の南端にある。

 

 

さて、いよいよバラトンのシンボルであるバダチョニの丘を左手に見ながら、国道71号線より右の脇道に入った

所にあるバラトンミニ富士(勝手に自称)のビュースポットを紹介しよう。

  左手に見えるバダチョニの丘(高さ438m)と      グラーチ (Gulács) 山;バラトンミニ富士が見える脇道。

 

 

 春(2007年4月、手前の湿地に水があった頃の逆さ富士)

 

 世界遺産の富士山 (田貫湖の逆さ富士、2005年に撮影)

 

 春(2009年5月、手前の湿地には水が枯渇してしまった)

 

 夏(2013年8月、草木が鬱蒼と茂り、ここからの眺めも今年で最後になるであろう)

 

 秋(2012年11月上旬)

 

 富士山(3776m)、グラーチ山(393m)は、ほゞ1/10のミニチャながら、山裾に共にコブのある姿は似ている。

 山中湖畔より2005年に撮影

 

次の駅のバダチョニ・ウルシ (Badacsony-örs) を通過すると、バダチョニの中心があるバダチョニ・トマイ駅と続く。

   バダチョニ・ウルシ駅                      バダチョニ・トマイ駅

 

 

次がおしゃれで可愛い、バダチョニ駅である。    駅の横には、屋台、土産物店が並ぶ広場で観光客でいっぱい。

 

 

湖岸の方に向かうと大きなフェリー乗り場がある。

クルマは運べなく、人のみの運航である。        フェリー乗り場から湖水浴場、バダチョニの丘を眺める。

 

 

名所案内; セゲディ・ロージャミュージアムは駅よりバダチョニの丘に向かって2km、ワインセラーが軒を並べる

        キシシャンドール通りの突き当たり。

  セゲディ・ロージャ(女流詩人)の家が          夫であるキシシャンドールも又、詩人

  ミュージアムとして1953年より公開。         彼の家は現在、レストランになっている(お薦めレストラン)

  

 

 セゲディ・ロージャミュージアムから、まさに2人の “愛の詩” に相応しい眺望。

 

小さくて、可愛い駅(次駅)とバダチョニの丘がぴったりマッチ。

 

 

駅手前の聖アンナ礼拝堂についても、同様にレンズを構えたくなってしまう。

   

 

 

       これで、「バラトンの車窓から」(9)バダチョニは、お終いです。

 

「バラトン遍路の旅」