ルーマニアのKolozsvár (コロジヴァール:Cluj-Napoca)より、国道1号線を西へ西へと向かう。
50km付近にBánffyhunyad (バァーンフィ・ハニョド)という、ちょっと大きい町があるが、その近辺に
ハンガリーの古い教会が点在しているので訪ねることにする。
国道1号線で、Bánffyhunyad へ向かう途中、向こうに見える村がKörösfó (クェルシュフォー)で
最初の目的地である。 国道1号線沿いに土産物屋が軒を並べている、村の中心である。
ここには、割と新しいが美しい中世の教会があるので立ち寄ってみよう。 村の人口1650人中、
ハンガリー人が950人で半分以上(58%)を占めている。
Körösfó のó はスペルが違っていますので、ご了承ください。
<百七十一番札所;Körösfó református (クェルシュフォー) カルビン派教会>
教会は、屋根の四隅に小さい塔(子供塔)を配した木製瓦の尖塔を持ったカルビン派の教会と
して1764年に建てられた。 内陣の天井にはカセットタイプの板絵が貼られている。
絵のほとんどが著名な絵師Umling Lórinc の描いたものである。
Umling Lórinc のó はスペルが違っていますので、ご了承下さい。
西側塔と入口 東(裏)側
内陣東側信者席(祭壇は真ん中) 祭壇から西側の信者席
この地方の刺繍(赤色が特徴)
内陣天井: カセットタイプの板絵
尖塔内の鐘 尖塔内バルコニーから見た国道1号線と村の中心部
<百七十二番札所;Bánffyhunyadi református (バァーンフィハニョド)カルビン派教会>
教会は、町の中央広場にあり、13世紀にロマネスク様式で建てられた。 オリジナルとして
内陣の上の部分が残っているが、他の大部分は1872年からのものである。
教会は何回も再建された。 内陣の天井は、カセットタイプの板絵が貼られており、もっとも
古いもので16世紀のものがある。 新しいものは、18世紀の終わりに、絵師Umling Lórinc が描いた。
美しい木製の説教台は18世紀に彫刻家Sipos Dávid の作である。 塔は15世紀に追加され、
屋根の4隅に小さい塔を配した木製屋根の尖塔は、改革派のシンボルと云われている。
南門(同じ物がふたつある)
13世紀のオリジナルの部分が残されている(窓)
内陣東側祭壇と信者席 18世紀の説教台
内陣西側信者席
内陣天井: カセットタイプの板絵
これで、「Bánffyhunyad (バァーンフィ・ハニョド)の教会」は、お終い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます