撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

アッシジ(イタリア)の教会

2018-01-16 12:01:30 | 海外生活

 聖フランシスコ会の総本山であるアッシジ、この地がキリスト教の普及を始めたのは

紀元3世紀からであった。そして11~14世紀にかけて自治都市として繁栄したが、

その後の16世紀までは内乱や近隣都市との抗争に明け暮れ、16世紀以降になって

から「神聖な都」や「天国の丘」と呼ばれるほどの布教活動と街づくりをして来た。

現在の人口は自治体全体で28,000人、市街地には6,000人が住んでいる。

街は城壁に囲まれており、一般車両は街の中には入れない為、城壁外の駐車場より

徒歩で入ることになる。

         ピエトロ門から眺めた聖修道院

 

<ロケーション>

 

<アッシジの市街地マップ>

 

 ピエトロ (pietro)門より街に入る。

  

 

坂道を真っすぐ行くと聖ピエトロ教会へ。

  逆に登って行くと聖修道院へ。

            向こうに見えるのが、聖ピエトロ教会。

 

聖修道院 (St. Francesco Monastery)

   1253年までに上下層のバジリカが共に完成し、のち2世紀に及ぶ改修工事を重ね、

 15世紀末に現在の姿になった。ここがフランシスコ会の発祥の地である。

 

 下層バジリカの正門;下層のバジリカは1230年完成した。

  

 

 地下礼拝堂には聖フランチェスコの墓がある。(1818年に遺骸が発見された)

 

 上下層のバジリカ内には、ゴシック様式特有の天井アーチと壁画が百花繚乱。

 

  回廊;1476年に教皇シスト4世によって造られた。中央には丘の水を集めた井戸がある。

 

上層バジリカ;1253年に完成

ファサードの左翼には、1607年に「祝福のロッジア」と呼ばれる貴賓観覧席を追加した。

 

 前方ヤードに飾られたベツレヘムも他に類を見ない立派さ。

 

住居や店舗になっている路地を登って行く。

  

  

 

モンテ・フルメンターリオ (Monte Frumentario)の回廊

    1267年に貧民を収容する病院として建てられた。

 

カピターノ・デル・ポポロ宮 (Popolo)とミネルヴァ神殿 (Minerva)

  

 ポポロの塔は1305年に造られ、高さ45m、宮殿は1282年に建立(現在、市庁舎

 として使用されている) 隣なりのミネルヴァ神殿は1539年に建てられた。

 

聖ルフィーノの大聖堂 (Cattedrale di San Rufino)

  

 

 中央ファサードの円花窓と周りに散りばめたユニークな彫像

 

 中央の門の基部には2頭のライオンの像が置かれている。

 

 右の門の上部には2羽の鳥のレリーフ、基底部はハゲタカの像らしい。

 

  聖堂内部

 

アッシジを見下ろす城塞、ロッカ・マッジョーレ (Rocca Maggiore)

 

● アッシジの丘よりウンブリア (Umbria) 平原を見下ろす。

 

 まだまだマニアにとっては、垂涎の教会や壁画・彫刻等が敷地内、郊外には沢山あるが、

      これにて、「アッシジ(イタリア)の教会」はお終いにします。

 

「バラトン遍路の旅」   http://motsukahu.web.fc2.com


最新の画像もっと見る

コメントを投稿