撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

ヴェネツィアの教会(4)

2017-11-05 00:59:24 | 海外生活

 大運河(Canal Grande)を北上し、リアルト橋をくぐると次が、カ・ドーロ (Ca' d' Oro)

の海上バス停である。

   Ca' Sagredo ホテルの壁を支えて水没、傾きを防いでいるような巨大な手のオブジェが展示

 されている(2017年の11月まで)。 「ヴェネツィア・ビエンチーレ芸術祭」で出展された。

 作品名は「Suppert」で、環境汚染を警鐘するメッセージ。 作者者はLorenzo Quinn。

 

 <ロケーション>


25. サンディッテシミ・アポストリ教会 (Chiesa Ss. Apostoli)

    別名「聖使徒教会」とも呼ばれ、9世紀には既に存在していた。 1021年に最初に再建され、

 1575年には、ほゞ現存の形に修復された。

  

 ファビオ・カナル (Fabio Canal, 1703-1767) の天井フレスコ画「使徒の聖体拝領」が有名。

  

 

26. サンタ・マリア・ディ・ミラーコリ教会 (Chiesa di S. Maria del Miracoli)

   1481~1489年に建てられた初期ルネッサンス建築の代表作。 外壁にカラフルな

 大理石をあしらい、別名「大理石の教会」と呼ばれている。

     

  教会の裏側(祭壇側)であるが、反対側の入口からの方がベターだったかも(見逃し!)

      教会内部

 

27. サンディッテシミ・ジョウヴァンニ・パオロ 教会 (Basilica Giovanni Paolo)

    ヴェネツィアでは、San Zanipolo の名で親しまれており、フラーリ大聖堂に匹敵する最大級

 の教会である。 教会の起源は1234年にドミニカ会修道士によって活動が開始された。

 現在の教会の建立は1430年にゴシック建築様式であった。

    

 

 教会内部には、数多くのモニュメント、装飾品、彫像、絵画等の遺物が展示(有料)

 

  教会の正門脇隣りが、市民病院の入口で教会と繋がっている。

  

 

 28. サン・フランチェスコ・デッラ・ウィーニャ教会 (San Francesco della Vigna) 

     1534~1554年に建てられたヴェネツィアで最も古い、美しいルネッサンス建築様式の

  教会と評判である。 後ろにそびえる鐘楼は1779年に再建された。

   

 

 29. イエズス会教会 (Chiesa dei Gesuiti)

     1728年にバロック様式で建てられた。

  

 

  天井のフレスコ画が美しい。

  

            祭壇側

            入口側

   

 

 教会の裏手にムラーノ島行きの海上バス停 「Fondamenta Nuove」があり

 ムラーノ島を訪ねた。

 

 ムラーノ・ファロ (Murano Faro) に到着。

     

 

 ムラーノ島は、教会というよりもガラス作りが有名で世界中から観光客が集まる。

 ヴェネツィア本島のガラス工房は1291年に、すべてこの島に移された。

              数あるガラス工房の一つ。 

 

    

     サン・ステファノ広場にあるガラスのオブジェ。

 

 30. サン・ピエトロ・マルテーレ教会 (Chiesa di S. Pietro Marrtire)

     ドミニコ会修道院として、1348年に建てられ、聖ヨハネに捧げられた。

  1474年の火災で消滅後、1511年に現在の外観で再建された。 

   

   

 

 ヴェネツィアの人口は約265,000人、教会の数は約110ほどある。2400人に教会が1つ

という計算になるが、この密度は世界一かも知れない。(ちなみにローマは25,000人/教会)

まさに教会の宝庫と言えるだろう。 まだ、まだ見逃した教会は沢山あるが、残りは次回の

楽しみとして、これにて「ヴェネツィアの教会」はすべて終了します。

 

「バラトン遍路の旅」 http://motsukahu.web.fc2.com

 


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