バンブーひとりごと

そのときどき思ったこと、見たことひとりごと

学校給食歴史館

2013-05-06 13:41:16 | マイ・ルーム

埼玉県北本市に学校給食歴史館というものが2010年にできたそうである。

日本の学校給食は明治22年にはじまったそうである。私の学校給食は国民

学校1年生に始まった。戦局もあやしくなってきて食糧も配給制度が始まったころでは

ないだろうか。それでもその頃通っていた都心の学校では白いご飯に(時々は配給米にもあった

大豆入りのこともあったが)煮豆のようなおかずが一口ついていたと思う。たまには白い食パン1

枚にジャムかなにかついていたこともあった。

一学期を終えると3年以上は学童疎開に参加しないといけなくなり、父は学童疎開

に危惧を感じたらしく、3年生だった姉に私をつけて仙台にいた母方の親戚を頼った。

2学期から当地の学校へ通わされたがそこで出会ったのが仙台味噌の入った雑炊である。

親戚に預けられたさびしさ、心細さもあったのだろうが子供心に東京では白いご飯を食べていた、

どうして地方に来て毎日雑炊なのか納得できなかった。しかし食べなくてはならない。週に

一度くらいだろうがパンが出た。師団が近くて始終馬の往来を見ていたからその落とし物には

なじみがある。子供たちはその黒くて丸いパンを馬糞パンとなずけた。

終戦後、5年生の時東京に戻った。そして供されていた給食は食事ではなく味も思い出せない

くらいまずい脱脂粉乳をといてダマがボコボコしているミルクとトマトジュースだった。ミルクは

配られるのだけれどお弁当が終わるとソロソロとコップを持って水飲み場に流しに行った。

先生に叱られた記憶がないから先生も見て見ぬふりだったのだろうか。男子の中には

面白がって学校の近くを流れていた小川に流したりしていた。

学校給食、記事には懐かしくて食べたい、とあったけれど・・・


私は今でもオジヤ、お粥は食べられない。立つくらいかたいご飯が好きである。 中国へ

旅した時は毎朝お粥をいただくが、あれはスープで炊いてトッピングもおいしいからである。

トマトジュースも大人になってKAGOMEのおいしさを知っていまでは積極的に飲んでいる。

 

 

 

 


三国連太郎さんご逝去

2013-04-15 22:31:44 | マイ・ルーム

三国連太郎さんのご逝去の報に接して思い出したことがある。

主演された“息子”という映画が公開される2ヶ月くらい前のことか。夏の暑い日、そのころ三国さんは

井の頭沿線にお住まいで私は一駅前から乗って座っていたのだがお住まいに近い駅から三国さんが

乗っていらしてこのような方でも電車をおつかいになるのだ、とびっくりした。そのうち私の隣があいて

そこへお座りになった。麻風の上着をお召しで、私は夏だから半袖、二の腕が三国さんの袖に触れて

ドキドキして渋谷まで過ごした。しばらくしてたまたま目にした週刊誌に“息子”についての対談が

載っていて隣り合ったスタイルの三国さんの写真が掲載されていた。ああ、もしかしたらあの日はこの

対談のためにお出かけだったのだ、なんて思ったことがあった。私にとっては古い、けれど貴重な

思い出である。

余計なことだけどNHKのニュースでは  巨星 逝く となっていたけれど巨星 とくれば墜つ  では

ないでしょうか。 墜つ という語に気遣いしたのだろうか。


鳥取銘菓 二十世紀 亀甲や

2013-02-07 22:17:26 | マイ・ルーム

新宿の東急ハンズへ行った後、久しぶりに高島屋の地下へまわった。

たまに、ほかのデパ地下へまわると入っているお店も違って小さいワクワク感を持つ。

食品を買った後、地方の銘菓を置いているコーナーに足を向けた。そして目についたのが

鳥取の二十世紀というお菓子である。寒天、水あめなどが原料だろうけれど梨を輪切りにして

種を除いた穴があいている。え~ッとびっくりした。もう?十年前中学生か高校生の頃の事。

父は甘党でお菓子の頒布会のようなものをとっていた。毎月地方のお菓子が一種類ずつ送ら

れてくる。その中の一つだったと思うけれどこの梨を輪切りにしたお菓子がきた。ほかにどんなお

菓子があったのかは全く覚えていないがこれはとてもきれいで抜いた種に見立てた穴が

かわいいし色も、梨のざらざら感もあって記憶に残ったらしい。添えられた栞によると亀甲やは

大正11年から作っているそうである。私が昔食べたのも同じ亀甲やのものだろう。長いこと

実直に作っているのだろう。その心に涙が出そうになった。

       

       
 お行儀よく小さな袋に入っているが、当時はもっとの大きさに近かったようにも思う。

こちらの目が変わったのか。

 


大谷翔平選手の日ハム入り

2012-12-10 16:49:42 | マイ・ルーム

大谷選手のファンでもないし、日ハムのファンでもないけれどホッとした。

若い選手が憧れをもつのはよいことだけれどこの話、成功率が極めて低いことは

野球素人の私でも思っていたことである。大リーグ行きを表明して各球団がドラフト

指名しなかったことをとやかく言われているが指名の権利はあるのだからおかしい。

昨日の発表で栗山監督が「うれしいというより重い責任を背負った」という意味のことを

述べられていたがそうだろう。雄飛を見たい。

10月に花巻温泉に一泊した。この小さな町に大リーグのスカウトまで来てさぞ湧いたこと

だろうと思ったことを思い出した。


吉例顔見世大歌舞伎

2012-11-24 14:20:40 | マイ・ルーム

友人から、「お連れの都合が悪くなったからいかない?」とお誘いがあった。

すぐOKの返事。なにしろ顔見世である。お誘いがあってからワクワクして数日を過ごした。

出し物は  熊谷陣屋 仁左衛門の直実、秀太郎の藤の方

       舞踊 藤十郎の汐汲

       四千両小判梅葉

私は汐汲みを一度見てみたい、と思っている節があって楽しみだった。衣装が華やかで

早変わりもある、と聞いていた。それもあるが幼いころ住んでいた家ではお正月に1尺位も

ある押し絵の羽子板がお座敷の鴨居に2~3本、飾られた。あとの押し絵は覚えていないが

汐汲みの名とともに絵柄も子どもなりの記憶だが残っている。その羽子板も戦火に焼かれ

てしまった。心の片隅にそんな事が残っていたのである。

お芝居を見る、ということはデパ地下のお弁当であっても華やぎがあって家に帰っても

ちょっとハイな気持ちが残って寝付くのに時間がかかってしまった。

これからも 周りに「ひまじん」を宣伝しておこう。何かいいことが転がり込んでくる。

 

 


GOLDEN ANNIVERSARY

2012-11-17 09:43:15 | マイ・ルーム

何とか結婚50年を迎えた。金婚のころは二人とも杖をつき、よろよろ歩いていることだろうと

数年前から前倒しの旅行をやっていたけれど実際迎えてみればいろいろ医者巡りはして

いるが幸い、杖もつかずに歩いている。外食で祝いたいところだが、私は昨日高校の

クラス会でおいしい中華だったし、娘も何やらのランチ会と言っていたから今日はご馳走は

ちょっと…ということだし、孫たちも部活やらで日程が合わないからお祝い外食は延期、

娘が「気持…」とかいって花を持ってきてくれた。

    

花も流行色にあわせているらしい。いい香りがただよう。


     


トルコ産 マツタケ

2012-11-06 22:10:29 | マイ・ルーム

デパ地下に入ったとたん、目に入った。中国産、韓国産、カナダ産などは聞くがトルコ産は

はじめて。びっくりしましたねエ。日本の優秀な商社マンはマツタケを求めて東奔西走

なさるのでしょうかね。このところ、ちょっとハイになっていて、ガラスは磨くは、カーテンを

洗うはなどなど、今日もちょっとランラン気分だったのです。それでマツタケご飯マツタケ

ご飯、と買ってしまったわけですよ。国産など買ったら罰あたりですけれど数日始末すれ

ばいいか、と。小さなものが4本狭そうに入っていました。足取りも軽く帰宅すると夫はやいて

ポン酢でたべよう、という。こんな小さいのは焼いてもおいしくないし、私はマツタケご飯

といさんで帰ったのに、と思いながらうちの家計からは高いものを買った後ろめたさもあって

焼きました。でも小さいし、香りも鼻につけてやっと、というものだからいいわけありません。

もうがっかり。頭にきて今夜はシメジご飯を炊きました。ゆうべはマツタケご飯にしたかった

のに、と嫌みを言いながら。

   

 


塩瀬 栗ぼたん

2012-10-27 14:48:29 | マイ・ルーム

    

   私は年に2回、お菓子に季節を感じてワクワクする。

   初夏の (お店によって若鮎とか多少ネーミングが異なるが)、魚の形の薄い

   カステラに目やえらを焼き中にぎゅうひが入っているもの。皆様もよく

   ご存知のお菓子。ぎゅうひの中にさらに餡が入っているものを数年前に

   知らずに買ってしまい、以後、中はぎゅうひだけですね、と念押しをして買っている。

   薄いカステラとぎゅうひのコラボがいいのである。


   秋はこの栗ぼたん、デパ地下の塩瀬の売り場にでんと積んである。これはカステラの

   色に魅かれるのだろうか。のあいだから割れて見える黄色。ああ、秋が来た、と

   求めてしまう。なかは小ぶりのが丸ごと餡に包まれている。

   カステラが好き、ということはない。たまにどら焼きを食べるくらいのことである。

   たまたまこの二つに季節を感じるということ。小さな幸せにひとり悦にいっている。


 


見た!金環日食

2012-05-21 09:42:18 | マイ・ルーム

世紀の天体ショー 金環日食!!! 観測眼鏡もだいぶ前から用意して今朝は6時半前から

起床。気のせいかもう空は少し夕方色、テレビの放送と並行して7時25分くらいから東に対面

して座るともうほんとに細い下弦が見える。35分、いよいよ金環ができる。日頃、天体にはあま

り興味を持たないのだけれど今朝はやっぱり違う。雲が広がっていたけれど太陽はちゃんと

見えてドキドキした。眼鏡に860円投資した甲斐があった。


処で昭和22年だったと思うけれど学校から観察を言われて割れガラスに煤をぬって

記録をつけたのは何だったのだろう。前回の金環日食やほかの部分日食の記事は

新聞などで見かけたが22年のものは見かけなかった。同い年の夫も見た、と言っている。

今回はガラスに煤を塗ったものはいけません、とさんざん言われたけれど、今、少々目が

悪いのはあの時の煤ガラスが原因マサカ