東日本大震災での被害を知るにつけ。
そこから生まれる歌は、きっと多いだろうと思っていた。
実際、さまざまな曲が生まれているようだ。
最近知った1曲も、その中の一つ。
そのタイトルは
「I LOVE YOU & I NEED YOU ふくしま」。
歌ってるのは、猪苗代湖ズ。
サンボマスターがこの曲をライブで歌ってる映像を見たのだが、クライマックスあたりは特にたまらなかった。
そして、その映像の中の、曲が終わった直後の、「ふ~く~しま~!」の絶叫のリフレインは、極めつけ。ハート直撃。
まさに涙の名曲。魂のこもった曲。
こういう曲は、歌や演奏がうまいとか下手とか、アレンジがいいとか、そんなこと超越してしまっているね。
作者の、故郷への思いが、聴く人の胸を打つ。
泣かせようという魂胆の見え見えの歌というのは、聴いてて少し個人的に引いてしまう部分があるのだけど、この曲は、作者の思いがストレートに、しかもシンプルに出ていて、飾り気がない分だけ、余計に染み込んでくる。
そう、アレンジも歌詞も、着飾った歌ではないから、いい。
こういう歌こそ「心に訴えかけてくる歌」なんだろうな。
この歌を聴いてると、私なりのたくさんの「福島の思い出」や福島の風景が出てくる。
フラッシュバックしてしまう。
福島県は、今は大変だろう。
本当に・・・本当に・・・復興していってほしい。
そして・・・
福島で作られた電気を使わせてもらってきた東京の住人として、
東京の電気を作る原発が福島にあったばっかりに、あんなことになってしまって、
たまらない思いでいる。
あの原発の事故のせいで、人が近づくことすらできなくなってしまって、復興もままならない場所ができてしまった。
特に、そこが故郷だった人の思い、いかばかりであろうか。
東京は、いや、あの原発の恩恵を受けていた地域は、福島の復興を助ける義務がある。
今はあまり旅に出れなくなってしまった私だが、
落ち着いてきたら・・
私は、自分の旅する場所として
真っ先に福島に行きたい。
福島の宿に泊まり、福島でいっぱい買いものしたい。
そして、帰ってきたら、福島の風景の素晴らしさを、周りの色んな人に伝えたい。
今まで以上に。
福島には、いい場所、たくさんあるしね。
風景も、歴史も。
東京で、福島を思う・・・・。