時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

スーパーの、床に一度落ちた惣菜

2015年02月13日 | 食べ物&飲み物

先日スーパーに行って、惣菜コーナーで私は商品を物色していた。その時のこと。

店内には、私の腰あたりの高さのテーブルがあり、そこにはパックの総菜が多数陳列されていた。

商品の数は多く、テーブルはもう余白はなく、びっしりと惣菜のパックで埋め尽くされていた。

テーブルの端っこあたりにも、惣菜の入ったパックが置かれていた。その位置は、テーブルの横幅ぎりぎりの場所。いわゆる「端っこ」。

まあ、商品の種類はたくさんあったほうが、買い物客としては選べるバリエーションがあって良い。

 

そこに、親子連れがやってきた。子供ははしゃいでいる。店内を小走りで動き回っている。

その子供が、惣菜をたくさん置いてあるテーブルに来た時、なぜか突発的にダッシュで動いた。

すると・・・テーブルの端っこに積み重ねて陳列されていた惣菜パックが、急にダッシュした子供の体にあたり・・・その結果、その総菜はまっさかさまにテーブルから床に落ちてしまった。

床の上には、ふたと底が逆になった状態で、惣菜パックが逆さまに落ちていた。パックの底が上になり、パックのフタが下になった状態だ。しかもそれは、1パックではなく、2パック。

見ると、逆さになったせいで、惣菜パックのフタの一部から、汁が床に漏れていた。

入っていた惣菜は、鯖の味噌煮だったかもしれない。ともかく汁の中に魚料理が浸っていた状態で売られていた惣菜だった。

 

と、その子の後ろにいた母親が子供を叱り始めた。

大きな声で。

店内は夕方の時間帯で、けっこう混んでいた。なので、その現場を目撃した客はたくさんいた。私もその中の1人。

なので、黙ってその総菜を知らんぷりして元に戻してその場を立ち去る・・ということは母親は、仮にそうしたかったとしても、できなかったのだろう。

母親は子供を叱りながら、周りの人たちに対するアピールでもあったのだろう、子供を叱る言葉の中に、「その総菜、もうお母さんは買わなきゃいけなくなったのよ」というセリフを入れ、周りに聞こえるように叫んだ。

つまり、周りの人たちに、このこぼした惣菜は責任とって私が買います・・・ということをアピールしていたのだ。

私を含む「目撃者」たちは、立ち止まってその場を見ていた。皆、その逆さまに床に叩きつけられた惣菜を、その母親がどうするつもりなのかを見ていたのだ。

とりあえず、母親がその総菜を、責任とって買う主旨の言葉を言ったので、皆その場を離れた。

 

やがて私は一通り店内を見てきて、レジに行くために、その「落ちた惣菜」の展示されていたテーブルの前を通った。

そのテーブルは、レジに行く通路の途中にあったからだ。

 

で、そのテーブルを通り過ぎながら、何気に・・・あの「一度床にまっさかさまに落ちた惣菜パック」のあった場所を見てみた。

 

すると・・・さっき床に落ちた2パックのうちの1パックが、そのままテーブルの上に置いてあるのに気付いた。

 

そこに置いてあったのが、さっき床に落ちたパックであることは一目瞭然だった。

なぜなら、他の総菜パックは、パックのフタのケースは透明ゆえに中身が透けてみていたのだが、その鯖の味噌煮のパック1パックだけは、フタが汁まみれで、本来透明で中身が見えるはずの中身が、透けてみえなかった。フタは汁で汚れていた。

 

どうやら・・あの母親は・・・こぼした2パックのうち1パックはさすがに買っていったみたいだが、残り1パックはテーブルに戻して去ったようだった。

 

その1パックだけが、ケースのフタが汁まみれで中身が見えない状態だったから、すぐに見分けがついた。

 

あの時周りにいた人たちが一通りその場を離れた後、あの母親は汚れた1パックをそっと元に戻したのだろう。

 

見た目にも汚れており、それが一度こぼした惣菜であることは明白なので、客は買う時にそのパックだけは買うのを避けるとは思うが、惣菜の残りがその1パックしかなくなってしまったら、何も知らない客はその総菜をやむなく買ってしまうかもしれない。

 

そう考えると、その客は・・・気の毒に思える。

その総菜は、床にまっさかさまに落として、汁も床に飛び散った惣菜ですよ・・・と教えてあげたいぐらいかも・・。

 

まあ、あの母親にしても、1パックは責任とって買うにしても、明らかに床に落とした惣菜をもう1パック買うのは抵抗があったのだろう・・。いくら自分の子供が犯人であったとしても。

まあ、とりあえず1パックは買っていっただけでもマシといえば、マシではあるが・・・。

知らんぷりして2パックとも買わないで元に戻してしまう人もいそうな気がするから。

 

なんにせよ、知らずに買う客にとっても、その母親にとっても、店にとっても、やっかいなことではある・・。

 

ちなみに、明らかに床にこぼしたことが分かっている惣菜を1パック買っていったその母親は、その日の夕飯でその総菜を・・どうしたのだろう。

食べたのだろうか・・。

 

 

とりあえず、店は、そのテーブルの端っこに、落下防止の小さな柵みたいなものをつけておけばよかったかもしれないね。

陳列テーブルのはしっこのほうに置いてある惣菜は、それがテーブルぎりぎりのスペースまで使って並べてあると、混んでる時など、そのテーブルのわきを客が通った時など、ふとしたはずみで腕や服に引っかかって落ちやすいとも思うし。

 

それと、やはり・・・その母親には、やはり2パックとも責任とってほしかった。

と、同時に、ちょっとその母親にも災難だったなあ・・・とも、私は思った。

 

ちなみに、あの残った1パックのその後の運命は・・・私は知らないでいる。

そのスーパーは夜中もやっているので、もしかしたら買ってしまった客もいそうな気はする。

あるいは、その汚れのせいでいつまでも売れ残っていて、店が処分した可能性もある。

 

もし、明らかに一度落下させたとわかる、汚れた惣菜が売られていたら・・・やはり買わないのが無難ではある・・。

陳列されてる惣菜を、誰かが床に落としてしまった瞬間の現場をこの目でみてしまった者としては、そう思う。

 

 

 


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