時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

長距離通勤の、あの人

2020年03月05日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)

 

 

関東で金曜日に放送されてる所ジョージさんのバラエティ番組で「そこんトコロ」という番組がある。

この番組が私は好きで、よく見ている。

この番組の中の企画が好きだからだ。

 

開かずの金庫を開ける企画とか、秘境駅で生活利用者がいるかどうかを検証する企画とか、長距離通勤の人がどれぐらい長距離かを検証する企画など、どれも私は好きだ。

 

その中で特に私が一番好きな企画は、秘境駅で生活利用者がいるかどうかを検証する企画だが、長距離通勤の人がどれぐらい長距離を通っているかを検証する企画には、その長距離通勤ぶりに時々驚愕してしまうこともある。

通勤・通学に新幹線を使うケースは、ザラだ。定期代はすごいことになるけど・・。

 

どの人も、長距離通勤・通学するには、それなりの理由がある。

だが、その代償として、定期代や所要時間がかなりいってしまう。

でも、それを上回る必要性もあったりする。

それを見るたび、すごいなあ・・と感嘆してしまう。

 

昔・・・私が郊外に住んでた頃は、私も少しは長距離通勤だった。

片道2時間かかっていたからだ。片道2時間といえば、往復では4時間。

でも、上記のバラエティで紹介される長距離通勤者に比べたら、甘いほうだ。

それでも、やはり片道2時間・・というのは、それなりに辛かった。

 

なんで、そんなところから私が通っていたかというと、当時私はマイカーを持っていたから。

マイカーを使わずにバスや電車の複数回乗り換えで通うと片道2時間だったが、車だと1時間10分~15分くらいだった。

深夜になると、空いてる夜道を飛ばして40~45分くらいで帰宅できることもあった。

なので、基本はマイカー通勤を見越して引っ越したのだった。

だが、月日の推移によって、会社側の駐車場の都合もあって、だんだんマイカーでは通えなくなっていった。

そうなると、バスや電車の乗り継ぎで通うしかなくなっていった。

バスはけっこう遅れたし、バスの遅れは、その後にのる電車の便・・特に急行に影響した。

バスが遅れると、本来乗れたはずの電車に乗れなかったりしたからだ。

 

で、その急行で一度都心まで行き、都心でJRに乗り換え、更にJRから私鉄に乗り換え。

つまり・・

 

自宅

バス

私鉄・各停

私鉄・急行

JR

私鉄

 

という片道のルートだった。

私鉄の急行は、何かのきっかけでどれかが遅れると全体の所要時間は更に伸びてしまっていた。

はっきりいって辛かった。

バスは遅れがちだったし、バスから乗り換えてた私鉄の各停も急行もいつも混み合い、とてもじゃないが座れはしなかった。しかも、その電車には各停と急行合わせて1時間近く乗っていたと思う。

幸い、その頃はまだ私も今よりは若かったし、今より体力もあったから、なんとか通えていたのだと思う。

今なら・・ちょっと毎日はしんどいと思う。

今にして思えば・・よく通えたと思う。

 

 

マイカーで通うと、体力的には楽だった。

だがデメリットもあった。マイカー通勤だと、飲むことができなかったからだ。

なので、「今日は飲みに行こう」と思ったら、朝からバス&電車通勤を選ぶしかなかった。

当時はなじみの飲み屋もあり、そこでは常連たちともけっこう仲が良かったので、一定のペースで店には顔を出していたかった。

会社帰りに、イレギュラーで思い付きで飲みにいく・・・というわけにはいかなくて、飲む日は朝から準備が必要だった。準備・・それは、通勤手段であった。

 

だから当時は、仕事が終わって、乗りで急に飲みにいける人たちが羨ましかった覚えがある。

 

思うに・・長距離通勤・通学というもののしんどさは、所要時間よりも乗り換え回数だと思う。

仮に、所要時間がある程度長くても、乗り換えが少ないなら、ある程度乗り越えられる気はする。

でも、細かい乗り換えが多いと、やはり辛い。時には乗り換えの時にダッシュが必要なこともあるしね。

 

 

で、先ほどの所さんの番組で紹介される長距離通勤・通学の人たちであるが、細かい乗り換えが多い人は多い。

さらに、通勤通学にかかる所要時間も私より長い。

ほんと、凄いと思う。

 

よほどの理由がないと、長距離通勤・通学は中々難しいと思う。

 

それらの人たちに比べたら、私などは中距離通勤だったのかもしれない。

それでも・・やがてマイカー通勤が基本無理になってからは、ほどなくして都心に引っ越してしまった。ギブアップした・・ようなものだった。

 

若い人が、ちゃんとした理由があって長距離通勤・通学を継続できるのは、はっきり見据えた未来への自己投資なのだろうと思う。

 

報われるといいな・・・と思う。

通勤に苦労した時期がある私としては、心からそう思う。

 

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (鮎川愛)
2020-03-07 15:53:12
私が知っている「長距離通学」は、実家・静岡県から大学・東京まで新幹線通学。


千葉県御宿にある実家から埼玉県の奥地にある大学まで、でした。


どちらも定期代や所要時間が本当に苦しいですよね。


さて私も、「仕事が終わり、勢いで飲みに行く人たち」の1人です(笑)


バス若しくは電車通勤ですからね。


しかし飲んだ後に、バスや電車は、意外とキツいことも事実です。


だんぞうさんのようにマイカー通勤にも、私の通勤方法にも、一長一短ですね。

私は、地元で飲むことは止めたので、なおさら体がキツいことになりそうです。
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Unknown (だんぞう)
2020-03-07 19:05:05
新幹線での通勤・通学となると、どうしても定期代は相当な額になりますね。
会社も、全額負担まではいかないケースもあるはず。

私は東京に引っ越してきたばかりのころはマイカーがありましたが、都心だと電車移動のほうが時間が読めるので、マイカーは手放してしまいました。

マイカーがあると、駐車代もバカになりませんから。
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