マーブルチョコレートと言えば、明治製菓のロングセラー人気商品のお菓子であることは、もう言うまでもないだろう。
調べてみたところ、1961年に開発されて、今に至る、粒状のチョコだ。
もう何十年も食べてないので、最近調べてみたら、今でも売られているようで、まさに長寿のお菓子。
子供時代私はよく食べてた覚えがあるし、好きだった。
子供のおやつとしては定番のひとつだった。
私がマーブルチョコをよく食べてた頃の記憶では、アニメ「鉄腕アトム」の記憶がオーバーラップする。
というのは、アトムのアニメが大人気だった頃、アトムの番組のスポンサーに明治製菓がついていたから。もっとも、当時の私は幼くて、記憶にはおぼろげなものは多いのではあるが。
で、明治製菓はアトムの大人気ぶりにあやかって、マーブルチョコにアトムのシールをおまけとしてつけていた。
そのシールに描かれたアトムやアトムに出てくるキャラクターたちの絵は、アニメの画風と違和感がなかった。
そこがよかった。
当時、他のアニメ作品のキャラクター商品の中には、どうみてもアニメや原作の画風に比べてチープだったものもあった。
特にメンコなんかでは、バチモン臭さの絵が乱立していた。
はっきりいって「下手な絵」に見えた。
どうみても、原作やアニメを描いている人たちとは別の人が「見よう見まね」で描いたような絵だった。
へたしたら、素人が描いたようなチープな絵にも見えた。
だが、マーブルチョコに付いていたアトムシールの絵は、アニメや原作とは絵のグレードは同等だった。
マーブルチョコの売り上げには、アトムシールは大いに貢献してたと思う。
シールは何種類もあり、マーブルチョコを買って、中からどんなアトムシールが出てくるか楽しみだった。
時にはデザインがかぶることもあったが、自分の持ってないアトムシールが出てくると、嬉しかった。
アトムが大人気だったので、マーブルチョコもかなり人気が出た。
マーブルチョコがこんなにロングセラーになったのは、初期のおまけのアトムシールのおかげもあったのではないか。少なくても、アトムシールのおまけは、マーブルチョコの人気に点火を与えたのは確かだったと思う。
で、今回取り上げたいのは、当時テレビや雑誌などで散々宣伝されてたマーブルチョコのCMに出ていた女の子だ。
今も昔も、CMに子役が起用されるのは変わらない。
当時マーブルチョコのCMに出ていた子役は、上原ゆかりちゃんという女の子だった。
もちろんあれから長い年月が過ぎ、今では上原ゆかりさんと呼ぶべきなのだろうが、当時子役だった彼女を覚えている私の中では、やはり「ちゃん」と呼ぶのがしっくりくる。
上品な感じの女の子で、かわいかったので、当時彼女のファンだった子供は多かったのではないか。
当時、そのヘアスタイルが特に印象的に見えたものだった。
ただ私はゆかりちゃんに関しては、マーブルチョコのイメージしか知らない。
彼女がマーブルチョコ以外ではどんな活躍をしてたのかも知らないし、その後のことも知らない・
そこで調べてみた。
すると・・ウィキによれば
その後「東京都立青山高等学校、東京女子大学短期入学部在学中の際も学業との平行で芸能活動を行っていたが、1079年に当時本名で活動していた写真家の奥正治(のちの奥舜)と結婚。1985年に芸能界を引退。2006年の夫の死去後、宅建士の資格を取り、現在は不動産会社「アイ・ハウジング」の代表取締役。
とのこと。ウィキの情報がもし古いものだったとしたら、現在は何か変化もあるのかもしれないが。
これによると、思ったより長く芸能活動はしてたんだね。
また、大人になって宅建士の資格をとり、不動産会社の代表取締役として活動なさっているとは。
子役時代以上に輝いた人生を送ってらっしゃるのかもしれない。
それと、マーブルチョコのCMの女の子だった頃でも、テレビドラマや映画にも多く出演してたと言うのは私は知らなかった。
子役時代も、私の記憶以上に輝いていたのかもしれない。
単に芸能活動から引退されてたから、その後名前を聞かなくなっていたのだろう。
マーブルチョコがやがてはロングセラーを誇る人気お菓子になったのは、初期のアトムシールが貢献したのは確かだと思うが、当時CMに出てた上原ゆかりちゃんの存在も多いに貢献していたと思う。
なにせ、私が「マーブルチョコ」の名前を聞くたびに、ついアトムシールと子役時代の上原ゆかりちゃんを思いだしてしまうことがあるからだ。
ゆかりちゃんは、当時「マーブルちゃん」とも呼ばれていたようだ。
それだけマーブルチョコのイメージが強かったのだろう。まさにマーブルチョコのシンボリックなキャラだったのだろう。
私の変な妄想だったかもしれないが、当時の上原ゆかりちゃんは、鉄腕アトムに出てきてもおかしくない雰囲気を感じていた。
すくなくても、ゆかりちゃんをモデルにした女の子キャラが。
それほど、私の中ではアトムの人気とオーバーラップしていた。アトムの世界観と彼女のイメージが密接に結びついてるように思えていたから。
アトムのリアルタイムを幼少時に見てた方は、きっと上原ゆかりちゃんという「マーブルチョコの女の子」も思いだせる人は多いと思う。
「鉄腕アトム」のシール!! 懐かしいですね~。
他にも、丸美屋のフリカケの「エイトマン」のシール、
森永まんがココアの「狼少年ケン」のシール、
江崎グリコのチョコレートには、「鉄人28号」の
ワッペンが付いてました。
当時、小学校低学年でしたので、机や下敷き、
筆箱などに貼って楽しんだものです。
マーブルチョコの筒状のフタを引っ張るとポンッという音が
子供の頃好きで、何回も鳴らして遊んでました。
確かに、シールのアトムの絵はキレイでしたね。
おそらくシールの原画は、虫プロのスタッフの方が
描かれたモノでしょう。
テレビCMの上原ゆかりさんも、可愛かったです。
アトムの作品中の少女キャラとしてウランちゃんの
ともだちで、ゆかりさんのようなキャラがいたら
盛り上がっていたでしょう。(もちろん声もゆかりさんで)
森永製菓や不二家なども、マーブルチョコのような商品を
出していましたが、マーブルほどヒットしなかったようです。
アトムの人気と、ゆかりさんの可愛いらしさの
相乗効果が、売上に寄与したのでしょうが、
昭和から令和の現代まで、生き残った定番商品中の
定番ですね。
でも同じようなデザインがカブることも多くて。
できればコンプリートしたかったです。
私は壁や柱によく貼ってました。後になって、剥がした時には、シールの跡が柱などには残ったりしてました。
あのシールの跡は、壁や柱に残された、自分の少年時代の名残でした。
マーブルチョコのフタをあけると、確かにポンっという音がしました。よく覚えてますね!
言われて改めて私も思い出しました。
特にアトムのシールやケンのシールは、絵の出来がよく、テレビアニメや漫画と変わらないグレードでした。
その後のアニメのセル画のような出来でした。
上原ゆかりちゃんは目立ってました。
彼女がマーブルちゃんと呼ばれていたのは、納得出来ました。それだけ彼女とマーブルチョコはイメージが一体化してたのでしょう。
彼女の当時のヘアスタイルには特徴がありました。でも真似してる女の子は身近にはいませんでした。
だから余計に印象深かったのかも。
マーブルチョコが今も残る長寿お菓子になったのには、初期における上原ゆかりちゃんの貢献度は高かったと思います。