寒くなりました
寒いと言えばお鍋
こちらは静岡市内
と言えばおのずと「静岡おでん」
私達の子供の頃には
駄菓子屋さんにまでこの“おでん”があった
ま、多少の違いは在ると思いますが
ここでは私の経験に基づいて
その詳細を公表してみようと思います
具は、牛スジ、豚切り出し ゆでもつ
昆布 じゃがいも こんにゃく 玉子 練製品 ・・・・・
醤油ベースのスープで煮込むだけ、煮詰めたスープは真っ黒です
ココまではとても簡単ですが、特筆すべきは練製品
きっとどこの地域より種類が多い・・・と思う
黒はんぺん ちくわ
さつま揚げ 四角だったり、丸かったり、ボールだったり
又、ごぼう巻き、イカ巻き、野菜がたっぷり入ったもの
白焼き すじ なると 竹輪ぶ ・・・
これらが竹串に刺されお行儀良く並んでる
「さぁ どれにしようかなぁ~」
おばちゃんから菜ばしを借りて、ちょっとだけ姿を出して煮え具合を見る
そのちょっとだけで、全体の味の具合を推し量るのである
地元っ子は、幼少の頃から
その味のしみ込み具合にうるさいのです アハハ
煮過ぎて真っ黒に変色しているはんぺんが好物な人もいる
又、具が少なくなると
竹串が倒れて、真っ黒いスープに沈んでいるのを探し出す
という作業も必要になります
その時は竹串から抜けないように気をつけて上に持ってきます
だって、ジャガイモが2個付いてるか3個付いてるかで
こちらの心理状態が全く違ったものになるからです
2個しか付いてなかったら、そっとなべ底に戻します
(1本は1本で同じ価格ですから エヘヘ)
こうして、おでんの具が少なくなってくると
おばちゃんが具を継ぎ足すということもしています
竹串にさした、具を入れるのです
ただ、おばちゃんは使いまわしの竹串を使うので
(ということは色が黒く変色した串)
子供心にちょっと抵抗がありましたけど アハハ
さて、入れたばかりのソレは味も色が付いていませんが、
一度火を通してあるので食べられます
でも先程申しましたように、
菜ばしでちょっと姿を覘かせて見た目で判断して
こういう味が無いのはすぐに元に戻します
これでお皿に何本かの好みのおでんが揃いましたら
これらに “だし粉”と称するオカカの粉状のモノと
“粉のり”を混ぜた物をかけていただく
って言うか 頬張ります
大人はコレに和からしも付けます
串にはくれぐれもご注意くださいませ
持つトコ迄煮えて熱い場合がございます
又、時々ささくれてるのがあります
お口を怪我しないようにネ
後、お腹がいっぱいになったあかつきには
「串数」の正しい申告をして、料金を計算していただきましょう
おばさんは隣で、茹でたジャガイモ、肉類を竹串に刺す作業をしてますが、その時は手を休めて、お会計するはずです
あ、それから間違ってもこの串をゴミ箱に捨ててはいけません
☆ あの頃、大根は入っていなかったなぁ
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おでんの具にはだしになる肉類、昆布、練製品
おだしを吸収する じゃがいも、厚揚げ 大根 こんにゃく
があります バランスよく入れて作ってね
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