逆打ちでの８８カ寺巡礼を目指し、総本山善通寺を出発する浜田知事（中央）ら第１走者＝香川県善通寺市善通寺町
四国霊場八十八カ所を自転車リレーで走破する「８８サイクル駅伝」（同実行委主催）が８日、香川県善通寺市善通寺町の７５番札所・総本山善通寺を発着点にスタートした。今回は過去最多の２３９人がエントリー。うるう年の今年は、まず愛媛県を目指す「逆打ち」で行われ、１６日までの９日間で約１４００キロのコースに挑む。
同駅伝は、四国が誇る遍路文化をＰＲする地域おこしイベントの一つとして、２００５年から毎年開催しており、今年で８回目。納経軸をたすき代わりにリレーして霊場を巡り、再び総本山善通寺に帰着する。
初日は同寺で道中の安全を祈願した後、金堂前で出発式を開催。午前８時、浜田恵造香川県知事と陸自第１４旅団の永井昌弘旅団長ら１３人の第１走者が、ドラの合図と大勢の観客の歓声に背中を押されるように一斉にペダルを踏み出した。
村上幸生実行委員長は「出場者みんなで一体感と達成感を味わえるのがこの駅伝のだいご味。暑さが厳しいが体調に配慮し、しっかりとたすきをつないでほしい」と話した。
今回、一つのグループで全行程を走破する鉄人チームには、県庁（１６人）、陸自善通寺駐屯地（３０人）、香川銀行トモニ（５５人）の３チームが参加。【四国新聞より】
今日の昼過ぎにゴールだと思います。
2011/8/16.四国霊場８８サイクル駅伝結願～善通寺
【四国霊場８８サイクル駅伝/最終走者が“結願”】
四国霊場８８カ寺を自転車リレーで巡り、発着点の総本山善通寺に到着する最終走者＝香川県善通寺市善通寺町
真夏の四国霊場八十八カ所を自転車リレーで巡る「四国霊場８８サイクル駅伝」（同実行委主催）は１６日、最終走者が発着点の７５番札所・総本山善通寺（香川県善通寺市善通寺町）に到着。９日間にわたってつないだ納経軸を同寺に奉納し、無事の“結願”を報告した。
７回目の今大会は８日に同寺を出発し、県内外から出場した２０７人が交代で霊場を巡礼。最終日は、愛媛県四国中央市の６５番札所・三角寺から香川入りし、総本山善通寺まで１０カ寺を訪れた。
天雲副知事ら１７人の最終走者は、尽誠高校生による和太鼓演奏に迎え入れられ午後３時半ごろゴール。善通寺商工会議所女性会のメンバーから冷たいお茶などのお接待を受けた後、金堂で納経軸に最後のスタンプを押して奉納した。
最高齢者で、７回連続出場を果たした香川県三豊市三野町の農業、一藁徳一さん（８６）は「数えで米寿にあたる今年も、自転車で走れる幸せに感謝している。来年も参加したい」と笑顔を見せた。【四国新聞より】
