日曜日の2試合には前回よりも更なる発展があった。
7番は2試合目の途中から参加ということだったが、このチームの色はいてももちろん輝くし、いなくともその姿勢に変わりはなかった。
5月12日、同じレベルの相手で、7番が不在の2試合において、3点差での勝ちと7点差での負けを経験している。
では日曜日の1試合目はどうだったかというと、結果は28点差。
この結果にいたったことは、単にバスケが上手くなっただけにとどまらない。
もっともバスケをするにあたっての原点となる、ディフェンスをハードに取り組むこと、リバウンド、ルーズボールに飛び込むこと…
そんな当たり前のことを真っ直ぐ取り組める強さが現れた。
それこそ、同じ身長の相手であってもここまで点差がつく理由なのだ。
私たちは個人ではなく、チームとして強い。
フリースローではみんなで集まって会話するし、ピリオド間も沢山コミュニケーションをとる。
何度も言うが、私たちのチームは5人全員で戦っている。
2試合目はキャプテンがスリー4本、合計23点をあげたが、その得点のほとんどに味方のアシストがある。
味方がドライブで切り込み、キックアウトからのスリー
味方が作ったズレを利用してのドライブ
ガードとして1人で運んで、1人で突破してレイアップにいく力は彼女にはない。
逆にその力がないにも関わらずチームハイになることはミニバスにおいて珍しいという他ない。
ミニバスにおいて決定的な要素は、身長とスピード。
だから去年チームで得点する中心選手は背の高い子と、今の7番の2人だった。
オフェンスにおいてもチームで戦っていることは、能力という観点では何も持たない子の大活躍が証明している。
夢や目標はそれぞれ
このチームには、クラブチームに行く子もいれば、その背中を目指す子もいて、バスケは好きだけどクラブに行くほどではない子もいればそもそも身体を動かしたいだけの子もいる。
バラバラかのように見えるチームではあるが、俺たちの向く方向は同じ。
「このチーム」で最後まで戦うこと。