今日の1発目のゲームと、その後のゲームでは良い改善が見られた。
1試合目、ディフェンスをして思ったことは、ハイポストへのパスの遅さ、彼らが何をしたいのかが容易に想像できたため、守ることも簡単だった。
このゲームの改善点は、ハイポストへのフラッシュに対してすぐにパスをすること。
貼ってからパスが通用しないことを教えるため、全部カットする気で挑み、全部カットできた(笑)
形にこだわることがあまりに見え見えすぎて、守りやすいの一言だった。
ゲームの後、いつもなら私が反省をするところであったが、それは辞めた。
5人で話し合う姿勢を中断したくなかったし、自分たちで答えを見つけなければこの先の発展もない。
また土曜日のような結果が繰り返されるだけだと思った。
そして2回目、3回目のゲームは、全く守れなくなった…
戦い方も悪くない。
カウンターの場面においても私がディフェンスに戻ることを見て、スローダウンを選択すること。
ハイポストのもらい方、パスの出し方を工夫すること。
ドライブで私がカバーにいけばキックアウトを選択すること。
全ての選択が私の思い通りだったのが1試合目なら、全てが思い通りにならなかったのが2試合目だった。
そしてこれまでと違うことは、それを自分たちで導いたこと。
コート上のアイコンタクト、声かけも素晴らしい。
もちろん、もっと出ることを待ち望むが…
やはり、フルメンバーが揃った強さは頼もしい。
ただ、1つだけ懸念点があるとすればディフェンスだ。
1線の甘さもあるし、2線で潰すことも学べればいいなと思う。
この残り少ない時間、オフェンスに注力したい反面、ディフェンスについてのメニューも取り入れる必要があるし、シューティングの時間も欠かせない。
俺たちがシューティングの時間を削った時、何もかも中途半端で終わるのは目に見えている。
このチームを、このレベルまで連れてきてくれたのはシュートという概念そのもので、
このチームにどんなストーリーがあるかといえば、全てはシュートから始まった。
2年前から、今日まで…
それが、俺たちが長い間作り上げた世界なんだ。
シュートに長い時間をかけた世界と、そうでない世界があるなら、私は前者を選んで良かったと自信を持って言える。
あと1ヶ月、俺にとっては最後の力を振り絞る時、彼らにとってはこれからどんな環境でバスケをするにおいても輝かしいスタートラインに立てるように…
全てを与えきって、出し切って、この場所から去る。