10対9で勝っている場面、残り15秒でスリーを選択することは、明らかに悪手だ。
そこで時間を使えるか、ショットクロックに余裕があるのにシュートを打つかでは、考えているか否かが関わる。
いくら練習しているからといえど、状況に応じて正解を選択する力がなければその力も生きない。
技術を教えつつ、私はゲームにおけるバスケットボールも教え続けていく必要があるだろう。
ミスマッチを探す力、時に形を捨ててスコアを稼ぐ力…
時間を見ながらバスケをすることはその入り口なのだ。
目の前の相手を意識しすぎず、心に余裕が持てるか、周りの選手は声かけでサポートできるか。
少なくとも、時間の使い方について3人は理解度が高い。
その3人はゲーム中声かけをしているが、ゲーム終了後に選手同士で話す際にも強く言うべきだ。
もし彼らが本気で勝ちたいと思うなら、時に追及することも必要。
自分の想いをどれだけ心にとどめず発信するかが良いチームになるための要素である。
「自分のため」ではなく「チームのために」
やはりこのレベルまで到達してほしい子はいる。
技術だけでなく、良いマインドでバスケを取り組めるように。
良いマインドを定義するなら、自分を見つめ、考え、自分を変えるために行動することを他人に対しても影響を与えていくことだ。