今日のスクールはほとんど対人でメニューを組んだ。
3on3をたくさん回してわかったことは、技術の向上については間違いないこと。
でも、そんなことがどうでも良くなる程、気になったことがある。
プレー中のコート内外共に雰囲気は全く良くなかった…
コート内の選手はもっと喋るべきで、コート外の選手はプレーヤーに対して的確な言葉や盛り上げがあるべきだ。
スクールはチームではなく、公式戦に出ることもないため、個人と向き合う時間。
しかし、対人メニューにおいてコミュニケーションは必須であり、そこにチームだとかスクールだとかは存在しない。
チームではないとしても、同じ場所でバスケをする者同士、必要な声すらかけられないのは改善が必要だと思う。
他人のプレーに興味を持たないことは成長の幅を大きく狭める。
他のメンバーが3on3をしているにも関わらず、空いてる場所でドリブル練習をすること、ゴール下を打ち始める行動こそ、彼らが強くなれない理由なのだ。
要するにメリハリがない。
他人のプレーを見て、それが自分たちより実力のないものだとしても、得られるものは探せばあるだろうし、その子たちに与えられるものだって無限とある。
ここからは私の経験からの想像にすぎないが、恐らく、他のメンバーのプレー中に自分の練習をする子は、自主練も練習の時間もおろそかにしているだろう。
私は高校入学時から2年生の途中まで、他人のプレーに関心は一切なく、ずっと自分中心で生きたふしがあった。
「他人のプレーから感じ取れるものはある」
そう感じてからの方が自主練の質も練習の質も格段に上がったといえる。
本質を見抜ければ、見る時間は見て学ぶ、プレーする時間はプレーというメリハリがつき、質もあがる。
だから、2年生の2人はあれほど上手で、たった2ヶ月で大人ゴールにおいてフリースローが届くまで成長するのだと、あらためて思う。