オフボールの動き、「スイング」について追求する練習をした。
メニューはハーフコートよりもオールコートにこだわり、動きの中で速いパス回しを求めた。
動きについて教えるのは、ドリブルやシュートのスキルを教えるよりも難しい。
足を止めず、常に動かせと言う指導者もいるが、ステイが正解の場面もある。
ただ、足を動かせという言葉が出るのは理解できる。
事実として、ガチャガチャしていてもオフボールに動きがあれば、それっぽいバスケになる。
私が目指すのは、自分の動き1つに理由づけができる選手。
意図があってステイするし、カッティングやスイングがある。
理由づけができる選手になるには、必要なものは知識の量。
今のチームとしてはパスからカッティングする、45度からきれることは頭にあるが、コーナーの動きについての知識はなかった。
1発目でスイングをするだけでも、オフボールでズレは生まれる。
コーナーという概念自体がなかった頃から、コーナーステイという選択肢が生まれた。
だから次はコーナーにおける動きの理解。
コーナーステイにおいてはキックアウトからスリーがある、だからコーナーにステイすることに意味はあって…
でもそれじゃ限界がある。
トップや45度だけでやりとりをして、ズレの少ない1on1に限界があることが練習試合で知ることができた。
ただスイングを教えるだけでなく、そこに道のりがあって、ステップを踏んだ上でこの練習に意味が与えられる。
11月まで残り僅かだというのに、今更オフボールを教えるのは遅い。
1年前の私ならそう思っていただろうが、今はそんなこと全く思わない。
これもスリーによってもたらされた歩みだ。
不可能だと思われることも、可能にするために必要な手段。
当日想定される懸念すべてを払拭するための取り組み。
あと24日、残す全体練習は9回