「ラーゲリより愛を込めて」
という映画を見て、希望を捨てない者たちの生き方に勇気をもらった。
山本幡男の言う「生きるのを辞めないで下さい」という言葉には重みがあった。
ダモイ寸前で列車から降ろされ、不公平な判決を言い渡され、先の見えない強制収容所での生活の中、「家族に会う」というただ1つの希望を捨てずに生きる姿
「何もなくても、そこには絶対に希望があるんです」
空襲で家族を無くし、生きる意味がなくなった者にこんな言葉をかけられるのは、彼の生き様あってこそだろう。
生きる意味をなくした元日本兵、相沢光男は、その後山本という人物が生きがいとなり、彼のために生きることで人格の変化が見られた。
絶望しかない日々で、野球をすること、川に入ること、囲碁をすること…
そんなささやかな幸せが彼らの希望にもなり、活力となったのだろう。
そして絶望の中でも山本幡男はただ漠然と毎日を過ごしてはいなかった。
収容所内の雰囲気を良くしたり、文字を教えたりと、彼の生き様は見返りを求めない愛だった。
人に助けられるために人を助けるのではなく、ただそこに困っている人がいるから助ける、そんな生き方ができたらカッコいいなぁ
目眩く世界に絶望があったとしても、希望を信じて生きていきたい。
これからの人生も下を向かず、何気ない今日を強く生きる。
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