グランド・ファンク Grand Funk
【歌・演奏】
グランド・ファンク・レイルロード/Grand Funk Railroad
【リリース】
1969年12月29日
【録音】
1969年10月10日~1969年10月21日 クリーヴランド州クリーヴランド・レコード・カンパニー
【プロデューサー】
テリー・ナイト/Terry Knight
【レーベル】
キャピトル・レコード/Capitol Records
【録音メンバー】
☆グランド・ファンク・レイルロード
マーク・ファーナー/Mark Farner(guitars, keyboards, harmonica, vocals)
メル・サッチャー/Mel Schacher(bass)
ドン・ブリューワー/Don Brewer(drums, vocals)
【収録曲】(★シングル=「ミスター・リムジン・ドライヴァー」)
side:A
① ゴット・ディス・シング・オン・ザ・ムーヴ 4:38
Got This Thing on the Move(Mark Farner)
② プリーズ・ドント・ウォリー 4:19
Please Don't Worry(Don Brewer, Mark Farner)
③ ハイ・ファルーティン・ウーマン 3:00
High Falootin' Woman(Mark Farner)
④ ミスター・リムジン・ドライヴァー 4:26
Mr. Limousine Driver(Mark Farner)
★1969年週間シングル・チャート最高位 アメリカ97位、カナダ92位
⑤ イン・ニード 7:52
In Need(Mark Farner)
side:B
⑥ ウインター・アンド・マイ・ソウル 6:38
Winter and My Soul(Mark Farner)
⑦ パラノイド 7:50
Paranoid(Mark Farner)
⑧ 孤独の叫び 9:31
Inside Looking Out(John Lomax, Alan Lomax, Eric Burdon, Chas Chandler)
【チャート】
1970年週間アルバム・チャート
アメリカ(ビルボード)11位 日本26位 オーストラリア13位 カナダ9位
1970年年間アルバム・チャート
アメリカ(ビルボード)18位
【メ モ】
グランド・ファンク・レイルロードのセカンド・アルバム。
バンドにとって初めてのRIAA公認のプラチナ・アルバムである。デビュー・アルバム(『グランド・ファンク・レイルロード登場』)はゴールド・アルバムを獲得しているが、これは『グランド・ファンク』のヒットによって売れたためである。
グランド・ファンク・レイルロード登場 On Time
【歌・演奏】
グランド・ファンク・レイルロード/Grand Funk Railroad
【リリース】
1969年8月25日
【録音】
1969年4月~1969年6月 クリーヴランド州クリーヴランド・レコード・カンパニー
【プロデューサー】
テリー・ナイト/Terry Knight
【レーベル】
キャピトル・レコード/Capitol Records
【録音メンバー】
☆グランド・ファンク・レイルロード
マーク・ファーナー/Mark Farner(guitars, piano, harmonica, vocals)
メル・サッチャー/Mel Schacher(bass)
ドン・ブリューワー/Don Brewer(drums, vocals)
【収録曲】(★シングル=「タイム・マシーン」「ハートブレイカー」)
side:A
① アー・ユー・レディ 3:28
Are You Ready?(Mark Farner)
② エニーバディズ・アンサー 5:16
Anybody's Answer(Mark Farner)
③ タイム・マシーン 3:44
Time Machine(Mark Farner)
★1969年週間シングル・チャート最高位 アメリカ48位、カナダ43位
④ ハイ・オン・ア・ホース 2:54
High on a Horse(Mark Farner)
⑤ T.N.U.C. 8:41
T.N.U.C.(Mark Farner)
side:B
⑥ イントゥ・ザ・サン 6:28
Into the Sun(Mark Farner)
⑦ ハートブレイカー 6:34
Heartbreaker(Mark Farner)
★1970年週間シングル・チャート最高位 アメリカ72位、カナダ58位
⑧ コール・ユアセルフ・ア・マン 3:04
Call Yourself a Man(Mark Farner)
⑨ キャント・ビー・トゥー・ロング 6:33
Can't Be Too Long(Mark Farner)
⑩ アップス・アンド・ダウンズ 5:01
Ups and Downs(Mark Farner)
【チャート】
1969年週間アルバム・チャート
アメリカ(ビルボード)27位 日本44位 オーストラリア14位 カナダ34位
1970年年間アルバム・チャート
アメリカ(ビルボード)68位
【メ モ】
グランド・ファンク・レイルロードのデビュー・アルバム。
RIAA公認のゴールド・アルバムを獲得している。
ジンジャー・ベイカーズ・エア・フォース Ginger Baker's Air Force
【活動期間】
1970年~1971年
【メンバー】
ジンジャー・ベイカー/Ginger Baker(drums, percussions, vocals)在籍1970.1~1971.1
フィル・シーメン/Phil Seamen(drums, percussions)在籍1970.1~1970.5
レミ・カバカ/Remi Kabaka(percussions, drums)在籍1970.1~1970.5
アラン・ホワイト/Alan White(drums, piano)在籍1970.3~1970.5
ロッキー・ジゾルヌ/Rocky Dzidzornu(percussions)在籍1970.5~1970.9
ニーモイ・アクアイ/Neemoi "Speedy" Acquaye(percussions, drums)在籍1970.9~1971.1
ガスパー・ラワル/Gasper Lawal(percussions)在籍1971.1
デニー・レーン/Denny Laine(guitar, piano, vocals)在籍1970.1~1970.5
ケン・クラドック/Ken Craddock(guitar, organ, piano, vocals)在籍1970.9~1971.1
スティーヴ・ウインウッド/Steve Winwood(organ, bass, vocals)在籍1970.1~1970.3
リック・グレッチ/Ric Grech(bass, violin)在籍1970.1~1970.5
ハロルド・マクネアー/Harold McNair(sax, flute)在籍1970.1~1970.5
クリス・ウッド/Chris Wood(sax, flute)在籍1970.1~1970.3
グラハム・ボンド/Graham Bond(sax, organ, piano, vocals)在籍1970.1~1971.1
コリン・ギブソン/Colin Gibson(sax, bass)在籍1970.3~1971.1
スティーヴ・グレゴリー/Steve Gregory(sax, flute)在籍1970.9~1971.1
バド・ビードル/Bud Beadle(sax)在籍1970.9~1971.1
ジネット・ジェイコブス/Jeanette Jacobs(vocals)在籍1970.1~1970.5
ダイアン・スチュワート/Diane Stewart(vocals)在籍1970.3~1971.1
エレノア・バルーシアン/Eleanor Barooshian(vocals)在籍1970.3~1970.5
キャスリーン・ジェイムス/Catherine James(vocals)在籍1970.5~1970.10
アリキ・アシュマン/Aliki Ashman(vocals)在籍1970.9~1971.1
ジョニー・ハーストラップ/Johnny Haastrup(vocals)在籍1971.1
ジンジャー・ベイカーが結成したジャズ・ロック・グループ。
結成当初は、3人の打楽器奏者と3人の管楽器奏者を含む10人の大編成であった。
ジャズのフォーマットやアフリカン・ビートなどを大胆に導入した、いわば最初期の「フュージョン・グループ」とも言える存在である。
「スーパー・グループ」として名を馳せたブラインド・フェイスが1969年10月に解散すると、ジンジャー・ベイカー(drums)は自らの主導で、1969年の終わり頃に新たなグループを結成する。
「ジンジャー・ベイカーズ・エア・フォース」と名付けられたこのグループは、1970年1月に活動を開始。
当初の陣容は、
ジンジャー・ベイカー(drums)
フィル・シーメン(drums)
レミ・カバカ(percussions)
スティーヴ・ウインウッド(organ, vocal)
デニー・レイン(guitar, vocal)
リック・グレッチ(bass, violin)
グラハム・ボンド(alto-sax)
クリス・ウッド(tenor-sax, flute)
ハロルド・マクネアー(tenor-sax, flute)
ジネット・ジェイコブス(vocal)
の10人で、3人の打楽器奏者と、3人の管楽器奏者を抱えていた大編成バンドであった。
「ブラインド・フェイス」からはベイカーのほか、リック・グレッチとスティーヴ・ウインウッドが参加している。フィル・シーメンはイギリスを代表するジャズ・ドラマーのひとりで、1960年代初頭にベイカーを指導していたことがある。またウインウッドとクリス・ウッドは「トラフィック」でのバンド・メイトだった。そのウッドと1969年に結婚したのがジネット・ジェイコブスである。ジェイコブスは女性ボーカル・グループ「ケイク」の元メンバーで、1970年3月にエア・フォースに加わったエレノア・バルーシアンはケイク時代の同僚だった。
そのほかグラハム・ボンドはイギリスのR&Bあるいはブルース・ロックの世界では知らない者がいない重要ミュージシャンであり、ベイカーは彼のバンド「グラハム・ボンド・オーガニゼイション」のメンバーだったこともある。
またデニー・レインは元ムーディ・ブルースなどのメンバーで、「Balls」というバンドとエア・フォースの両方で活動していた。彼はのちポール・マッカートニーのバンド「ウィングス」のメンバーになったことで知られている。
こうした錚々たるメンバーが集結して始動したエアフォースは、1970年1月15日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでライヴを行ったが、この時の模様を収録したのが、1970年3月に発表されたエアフォースのファースト・アルバム『ジンジャー・ベイカーズ・エアフォース』である。
エア・フォースは、ジャズのフォーマットを取り込んだ即興主体の演奏や、アフロ・ビートなどを吸収したユニークな音楽性を前面に押し出し、独自の世界を作り上げた。
エア・フォースはメンバーが流動的だったため、ベイカーの企図する音楽を実現するためのセッション・グループ的性格が強くなっていった。1970年12月には早くもセカンド・アルバム『ジンジャー・ベイカーズ・エア・フォース 2』を発表したが、ベイカーがさらなるアフリカン・ミュージックへの接近を図っていたことなどが原因で、1971年初頭に解散した。
解散後のベイカーは、フィル・シーメンら複数のドラマーにコーラスを加えて1971年に「ドラム・クワイアー」を結成したのち、翌72年にはバド・ビードル(sax)、バークリー・ジョーンズ(guitar)、ジョニー・ハーストラップ(vocal, percussion)、ラオル・エイキンズ(african-drums)、スティーヴ・グレゴリー(tenor-sax, flute)らと「ジンジャー・ベイカー & ソルト」を結成して、アフリカン・ミュージックへの傾倒を強めてゆくことになる。
2015年、ベイカーは「ジンジャー・ベイカーズ・エア・フォース 3」の名で2016年にワールド・ツアーを行う予定があることを発表した。しかしベイカーは2016年になって心臓疾患のための治療が必要となり、「ジンジャー・ベイカーズ・エア・フォース 3」のツアーはキャンセルを余儀なくされた。
2019年10月6日、病のためベイカーは80歳で他界した。
【ディスコグラフィ】
<アルバム>
1970年 ジンジャー・ベイカーズ・エア・フォース/Ginger Baker's Air Force(全米33位、全英37位)*Live
1970年 ジンジャー・ベイカーズ・エア・フォース 2/Ginger Baker's Air Force 2
2010年 Live in Offenbach, Germany 1970(recorded at 1970)*Live
2015年 Do What You Like(recorded at 1971)*Live+studio outtakes
<シングル>
1970年 マン・オブ・コンスタント・ソロウ/Man of Constant Sorrow(全英86位)
【メンバー変遷】
#1 1970.1~1970.3
ジンジャー・ベイカー(drums)ex. ブラインド・フェイス
フィル・シーメン(drums)
レミ・カバカ(percussions)
スティーヴ・ウインウッド(organ, vocal)ex. ブラインド・フェイス →トラフィック
デニー・レイン(guitar, vocal)ex.エレクトリック・ストリング・バンド
リック・グレッチ(bass, violin)ex. ブラインド・フェイス
グラハム・ボンド(alto-sax)ex.グラハム・ボンド・オーガニゼイション
クリス・ウッド(tenor-sax, flute)ex.トラフィック →トラフィック
ハロルド・マクネアー(tenor-sax, flute)
ジネット・ジェイコブス(vocal)ex.ケイク
#2 1970.3~1970.5
ジンジャー・ベイカー(drums)
フィル・シーメン(drums)→ドラム・クワイアー
アラン・ホワイト(drums)→イエス
レミ・カバカ(percussions)
デニー・レイン(guitar, vocal)→ウィングス
リック・グレッチ(bass, violin)→トラフィック
コリン・ギブソン(sax, bass)
グラハム・ボンド(alto-sax)
ハロルド・マクネアー(tenor-sax, flute)
ジネット・ジェイコブス(vocal)
ダイアン・スチュワート(vocal)
エレノア・バルーシアン(vocal)ex.ケイク
#3 1970.5~1970.9
ジンジャー・ベイカー(drums)
ロッキー・ジゾルヌ(percussions)
コリン・ギブソン(sax, bass)
グラハム・ボンド(alto-sax)
ダイアン・スチュワート(vocal)
キャスリーン・ジェイムス(vocal)
#4 1970.9~1970.10
ジンジャー・ベイカー(drums)
ニーモイ・アクアイ(percussions, drums)
ケン・クラドック(guitar, organ, piano, vocal)
コリン・ギブソン(sax, bass)
グラハム・ボンド(alto-sax)
スティーヴ・グレゴリー(sax, flute)
バド・ビードル(sax)
ダイアン・スチュワート(vocal)
キャスリーン・ジェイムス(vocal)
アリキ・アシュマン(vocal)
#5 1970.10~1971.1
ジンジャー・ベイカー(drums)
ニーモイ・アクアイ(percussions, drums)
ケン・クラドック(guitar, organ, piano, vocal)
コリン・ギブソン(sax, bass)
グラハム・ボンド(alto-sax)
スティーヴ・グレゴリー(sax, flute)
バド・ビードル(sax)
ダイアン・スチュワート(vocal)
アリキ・アシュマン(vocal)
#6 1971.1
ジンジャー・ベイカー(drums)→ドラム・クワイアー
ニーモイ・アクアイ(percussions, drums)
ガスパー・ラワル(percussion)
ケン・クラドック(guitar, organ, piano, vocal)
コリン・ギブソン(sax, bass)
グラハム・ボンド(alto-sax)
スティーヴ・グレゴリー(sax, flute)→ジンジャー・ベイカー & ソルト
バド・ビードル(sax)→ジンジャー・ベイカー & ソルト
ダイアン・スチュワート(vocal)
アリキ・アシュマン(vocal)
ジョニー・ハーストラップ(voval)→ジンジャー・ベイカー & ソルト